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2005年9月30日 (金)

よい不倫

 不倫についての専門家というのが世の中にいる。私立探偵だ。
 私立探偵は夫や妻が不倫してるかしてないか、その相手は誰か、という調査に日夜取り組んでいる。不倫してる男女のいろんなパターンをイヤというほど見ているから、不倫問題専門家になるわけだ。
 そういった私立探偵がネットで発行しているメールマガジンをいくつか購読しているが、そのなかに「よい不倫というのもある」と主張している探偵がいたので感心させられた。
 彼は、多くの不倫カップルを調査してきた結果、「不倫がバレず、その関係を続けることで相手と共に人間性が豊かになるようであれば、それはよい不倫だ」と言ってのけてる。大胆な結論である。
「そんな不倫があるか」と思われるかもしれないけれど、奥さんにバレることなく長期間、他の女性とつきあっている男性はけっこう多いらしい。
 そういう夫たちに共通しているのは、まず経済力があることだという。金銭のことで妻に不安感や不信感を抱かせない状態であることが大事なのだ。
 次に想像力が豊かで知性があること。バレるのは考えが足りないのだ。どういうふうにふるまえば疑いを抱かれないか、それを想定できる人間でなければならない。そのためにはふだんから妻との関係を良好にしておくことも必要だ。セックスもちゃんとして喜ばせておけば「想定外」の疑いを抱かれることはない。
 そして三つめに、強い自制力の持ち主であること。快楽の欲望に溺れて毎日のように密会していればバレるのは当たり前。どんなに会いたくても適切なチャンスが来るまでジッと待つ。その忍耐力が持続する不倫を可能にするのだ。
 そして最後。片方が耐えているのに相手のほうががまんできないと、争いが起きてバレることになる。双方が相手や相手の家族が不幸にならないように思いやっているようなカップルは、人間的にも成長することが多い。これがいちばん大事なことだと、不倫専門家の探偵は言う。
 うーん、そういう条件をクリアできるというのはよほどの金持ちで頭がよくて思いやりのある人格者ということになる。我々凡人には、とてもよい不倫なんてできっこない。そういう凡人に対するアドバイスは「不倫はあきらめなさい」。確かに正解だね、トホホ。

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2005年9月23日 (金)

最高に変わったフェチ

 最近は「ぼく、おっぱいフェチ」「おれは尻フェチ」なんて高校生が言ってる。それは単に「巨乳の子が好き」「お尻を見るとムラムラするタイプ」ってことで、そんなの当たり前だろうが。フェチでもなんでもない。
 フェティシズムは「節片淫乱症」なんて訳されるぐらいで、ある「モノ」に対して激しく執着し欲情する、病的に歪んだ性癖のことをいう。フェチは本来、人には言えないおぞましく恥ずかしいものであるはずだ。
 たとえばパンティフェチというのは、女性が身に着けたパンティに欲情し、なんとかして手に入れてオナニーで満足する行為だが、必ずしも女性の肉体を欲しない。生身の女よりもあの一枚の布きれに入れ込んでしまった人間だけがパンティフェチと呼ばれるに値する。
 時々現われるのだが、女性を襲って下着や靴などを脱がせて逃走するフェチ人間がいる。レイプしようと思えば出来るのに女性には何もせず、、脱がした下着や靴を大事に抱えてそのまま逃げてしまうのだ。
 正常人が考えるとわけが分からない犯罪だが、これが本当の、りっぱな(?)フェチのありかたなんである。
 ぼくが一番変わったフェチだなと思ったのは「着衣フェチ」というもの。
 女性が服を着ていればいるほど欲情するというフェチで、夏になって薄着になると悲しみ、冬にモコモコ着込むようになると嬉しいという、実に理解しにくい性癖なのである。
 実際にお目にかかったことはないけれど、ある風俗嬢に聞いた着衣フェチ男は、彼女がお仕事のために全裸になったとたん、それまで勃起していた一物はへナーとなってしまって、怒り狂ったという。結局、すべての服をコートまで着なおさねばならなかった。
「ヘンなフェチだなあ」とぼくも理解できなかったが、ある時、突然に着衣フェチの感覚が理解できた。
 彼は「女性の肌と衣服の間にこもる空気」に魅せられているのだろう。となるとぴっちりした下着より昔のズロースのようなゆるゆるふわふわしたものがいい。何枚も重なっていればいるほどいい。肌と衣服、衣服と衣服との間の温められた、体臭のこもる空気を嗅ぎ、感じることで強い性欲を覚えるに違いない。
 いやまったく、フェチはかくも奥が深いビョーキなのだ。「おっぱいフェチ」などと軽々しく使ってもらいたくないものだ。

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