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2007年1月26日 (金)

兄と妹・奇妙な関係

 先週は兄と妹の間の「あぶない関係」について書いたけれど、それで思いだしたことがある。
 モノ書き仲間にK君というのがいる。その彼が打ち明けてくれた話だ。
 K君が中学生の頃、叔父さんの娘、つまり彼のいとこにQちゃんというかわいい女の子がいた。Qちゃんは二つ三つ年下の小学生。まあ、いとこ同士だからQちゃんはK君のことを「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と慕ってくれて、まとわりついてくる。
 K君も思春期まっただなか、自分には弟だけだったから、Qちゃんに「女」としての興味を抱いてしまったのは、まあ当然のことだろう。
 そうなるとやるのは「お医者さんごっこ」だ。K君はQちゃんが自分になついているのをいいことに、お医者さんになってQちゃんに対し、まあ男の子なら説明しなくても分かることをいろいろやって楽しんでいた。
 そうするうちだんだんエスカレートしてきて、Qちゃんのなかに入れたくなったりするわけだが、幸か不幸か未遂に終ったらしい。K君が言うには「半分ぐらいは入った」。
 それだけですんだら、これはいとこ同士の「あまずっぱい」性的な思い出で終ったところだが、とんでもないことが起きた。
 ある日、K君は父親に呼ばれて「おまえはもらい子で、本当の父親はおじさんなのだ。明日からそっちの家に帰りなさい」と言われた。
 つまりK君の養父は自分に子種が無いと思って、弟の次男坊を自分の養子にしていたんだね。ところがその後、本当の息子が産まれた。しばらく様子を見ていると兄よりも弟のほうが出来がよさそうだ(そりゃ先入観があるからね)。だから「この子はいらない。返そう」ということになったらしい。
 何も知らされていなかったK君は、それはもう天と地がひっくり返ったような驚きに打たれた。自分が家族だと思っていた両親や弟がいきなり「他人」になったわけだから。当然、いとこだったと思っていたQちゃんは実の妹だということになる。その妹をK君は……。
「実の両親のところにひき取られても、しばらくは彼女のこと、まともに見られなかったよ〜」。
 もちろん、実の兄妹と分かってからは「お医者さんごっこ」はしたことがないそうだ。

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2007年1月21日 (日)

兄と妹・あぶない関係

 渋谷区の「女子短大生バラバラ殺人事件」は、その後、犯人の兄と被害者の妹の間に性的な問題があったと報じられている。
 ぼくは女のきょうだいがいなかったので、それが残念だったのだが、自分の思春期のことを思い返してみると、一つ違いの妹がいるということは、ちょっとやっかいなことかもしれない。
 男として性に目覚めてきた時に、妹というのは「一番身近な女の子」なわけで、どうしても性的な関係をもちかけたくなるだろうと思う。
 ぼくは商売柄?近親相姦をいろいろ取材しているのだけれど、作家仲間のT君は「中学校時代、小学生の妹にフェラチオさせていた」という体験を語ってくれた。その後、彼は「フェラチオ作家」として名をなした。妹さんのおかげである。まあしばらくの間、嫌われたらしいが。(笑)
 バラバラ事件の犯人も、妹と仲が悪かったのはそういうことがあったのだろうと容易に推測される。これはもう、年が近い兄妹の宿命みたいなものかもしれない。
「そんなことはない。おれは妹に性的な興味をもったことはない」という兄貴はいる。まあ、こっちのほうが多数派だと思う。「人間は近親相姦を避けるように、本能がブレーキをかける」という説があったが、それはウソらしい。人類学者の研究によれば、人間は放置しておくとごく自然に近親相姦をするようになるんだそうだ。
 では「女きょうだいに興味を覚えない」という男の子は、どうしてそうなるんだろう?
 これも人類学者の研究なんだけど、「同じ屋根の下で家族が一緒に食事する家庭」は近親相姦をしなくなるという結果があるそうだ。これは世界じゅうどこでも共通してそうらしい。
 どうして食事を一緒にすると家族間で性的な関心が薄れるのか分からないが、それほど親密に暮らしていると異性でも家族の体臭になじみすぎるということじゃないか、って気がする。
 性的な興奮を呼びおこす第一のものは体臭や髪の毛の匂いなのだが、もう毎日嗅ぎなれてしまうと、鈍感になってしまう。それは夫婦の間でもそうだろう。思いあたるでしょう。(笑)
 食事を毎日一緒にとること——これが兄妹の「あぶない関係」防止策。世の親たちに奨励したい。

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2007年1月15日 (月)

夢の芸者遊び

 きっかけは、「某所に女形芸者さんがいます」という情報だった。ぼくが女装した男性に興味があることを知って教えてくれた人がいるのだ。
 歌舞伎の世界では女形は当たり前で、芸者が出てきてもそれはすべて男性なのだが、現実に女装した芸者さんというのは非常に珍しく、東京でも二人しかいないそうだ。
 紹介した雑誌によれば、その女形芸者さんはまだ二十歳と若く、写真を見ると本物の?芸者さんにしか見えない艶やかさだ。
 中学生の頃からお座敷に出ていたそうだが、まさか男の子とは思わない金持ちが「水揚げさせろ」と迫ってきて大変困った——というようなことが書かれていた。
 その話をネットでしていたら、若い世代の人が「水揚げって何ですか?」と言うので、「ああ、そういう時代なんだなあ」と思ったことである。
 ぼくらおじさん世代が子供の頃は、花柳界つまり芸者さん世界はまだそんなに遠いものではなかった。どこの地域にも「三業地」「色街」「花街」と言われる場所はあって、そこに行けば芸者さんは珍しくなかった。ぼくの父親たちも何かあると芸者さんを呼んで宴会を開いていた。
 いま、芸者さんを揚げる——という宴席はめったにない。せいぜい温泉に行った時ぐらいではないだろうか。
 ぼくも女形芸者さんに関心があるけれど、その人と会うのにどうしたらいいのか、芸者遊びについて調べてみたら、ちょっとビビってしまった。いろいろシステムが面倒なことは知っていたが、結果的にかなり高い「遊び」になるからだ。
「水揚げ」というのは辞書には「遊女や芸妓が初めて客と寝ること」なんて書いてあるけれど、辞書を作る人がもう知識が無いんだね。調べてみると、デビューする芸者(芸妓ともいう)のスポンサーになってやろうというお客(旦那)は舟を買って、その上で芸者と寝たから「進水」と同じ意味で「水揚げ」と呼ぶことになったらしい。これはそうとうな財力がないと出来ることではない。
 とにかくお金がかかるのが芸者遊び。現在は個人的に湯水のようにじゃぶじゃぶお金を使える人は少なくなって、クラブやバーで遊ぶようになり、芸者遊びは陰が薄くなったわけだ。
 それでも芸者さんは、男にとって憧れだ。まあ死ぬまで一度は、粋な芸者遊びをしてみたいものだが……無理だろうなあ。(笑)

(画像左は『AERA』掲載の女形芸者、英太朗さん。右は京都での某団体の芸者遊び。料金は一人13万6千円だった(朝日新聞より))

Oyama_geisha

Geisha_asobi

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2007年1月 5日 (金)

エロの勝者

 去年のお正月に「官能作家の初夢」として「インターネットの普及で、通販でポルノチックな本も買いやすくなる。その結果、ぼくのような官能作家の本も売れてきてウハウハになる」と書いた。
 半分当たった。本はもう「ネットで買う」の当たり前になってしまった。”ウェブ2・0“という言葉が流行語になったように、これまでは「売れるものだけが売れ、売れないものは消えてゆく」という時代から「売れないものもそれなりに売れ続けて利益があがる」という時代になった。今年はその動きはもっと加速されるだろう。
 だからといってエロのメディアで稼いでる人たちがウハウハになったか、というと、どうもそうではないようだ。
 ぼくの友人でエロライターを自称するY君が、昨年『エロの敵』というノンフィクションを出した。そのなかでY君は、インターネットが普及してきたことによって従来のメディアは軒並み、売れ行き減少によって衰退へと追い込まれている——という、実に好ましくない現状を分析してくれた。
 なぜエロメディアが衰退してゆくかというと、インターネットではほとんどのモノがタダで手に入るようになったからだ。
 見たいもの知りたいことがネット上でタダで手に入るのなら、何もお金を出して本やDVDを買う必要はない——というわけだ。
 では、エロメディアに未来はないのだろうか? エロ本もエロマンガもエロビデオも、これから消えてゆく一方なのだろうか?
 決してそうではないと思う。情報を提供する側が「タダでも手に入るモノ」を作ってたら、これはネットに負ける。当たり前だ。
 これからのエロは「ネットでは見つからないエロ」で勝負しなきゃいけないということだ。
「それは何だ?」と思うでしょ。ぼくも知らない。(笑)でもヒントはある。
 エロ本でもエロビデオでも、ある特定の分野にひどくこだわった「マニアもの」という分野がある。まあ児童ポルノのようなヤバいものではなく、「そんなのが好きなの? なにが面白いの?」と誰もが驚くような分野で、マニアが凝りに凝って作って自費出版、自費制作したような作品が、これが高い値段でもけっこう売れている。これですよ、これ。今年のエロの勝者は、「ネットでは見つからないエロ」を発見したものがなるんである。それを信じて努力してみようではないか。

(画像はエロメディア関係者必見の書『エロの敵』)

Eronoteki

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