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2007年10月26日 (金)

夫婦の間の深い谷

 知り合いのSMクラブ経営者から聞いた話。
 人妻で、夫に内緒でM女のバイトをしていた女性が、ある日、お客に呼ばれたホテルからすぐに駆け戻ってきた。
 真っ青になった彼女が言うには、ホテルで待っていた客は自分の夫だったそうだ。妻の行動を疑った夫がアルバイト先をつきとめ、指名予約を入れていたのだ。
「これから夫と話し会いますけれど、お勤めは今日限りで辞めさせてください」と告げて去ったというが、そのあとでどう話し合いがついたか、それともつかないで修羅場になったのか、経営者も気がかりな様子だ。
 彼が言うところでは、その女性がSMクラブで働きたいといってきた動機は、お金のためではなく、自分のマゾ性を満足させたかったからだという。
 夫がいるのだけれど、彼はそっちに興味はなさそうだし、SMのことなど自分から言いだせるものではない。それでSMクラブにくる客によって、マゾ性を満足させてもらっていたわけだ。
 SMに限らずこういう夫婦やカップルは多いと思う。ある趣味を満足させたいのだけれど配偶者にはとても言い出せない、頼めない——と思いこんでる男女は大勢いる。
 ぼくの聞いた例では、夫も妻もSMが趣味で、互いに相手に秘密にして外で楽しんでいたら、あるSMパーティでバッタリ出会い、「どうしておまえがここにいるんだ」「あなたこそどうして?」ということになった夫婦がいたそうだ。
 そのあと彼らが円満に和解したかどうかは知らないが、早いとこ自分たちの性癖を打ち明けていれば何の問題もなかったのだ。それが出来ないのが、夫婦というものの不思議なところである。
 SMクラブ勤めがバレてしまった妻の場合も、これを機会によく話しあって、もし夫のほうが理解してくれたら「雨降って地固まる」で、かえって前より夫婦円満になるかもしれない。そうなって欲しいものだが……。
 ところで、この夫がどうして妻の秘密のバイトのことを知ったかというと、二人で使っているパソコンのブラウザ(インターネットを見るソフト)にSMクラブを閲覧した記録(履歴)が残っていたからだ。
 知られて困るようなサイト、ホームページを見たあとは、最後に履歴を消しておかないと簡単にバレてしまう。誰かと同じパソコンを使っている人は気をつけたほうがいいです。

(画像はブログ『愛妻アルバム』(http://mokosanphoto.blog61.fc2.com/)から。この夫婦の間に谷間はなさそうです)

Aisai_nikki

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2007年10月19日 (金)

秋のセーラー服

 今年は残暑が長びいたせいか、10月になっても白い夏のセーラー服が目立ったが、三連休を過ぎればさすがに姿をひそめ、いまは紺色の冬服ばかりになってしまった。
 面白いことに、六月の衣替えシーズンになると、マスコミは全国的にいっせいに少女たちの白いセーラー服を撮影して「女子高生も衣替え」なんて記事を書く。ところが十月の衣替えシーズンにはまったく触れもしないんだね。それだけ夏のセーラーは、男たちを元気にしてくれるってことなんだろう。
 これほど人気があるんだから、メイドカフェのように「セーラー服カフェ」があってもおかしくないと思うのだが、見かけないねえ。
 街は紺色のセーラー服ばかりだけど、そこに入れば「お帰りなさい、おとうさん」と迎えてくれるウエイトレスはみんな白い半袖の夏セーラー。疲れたおとうさんも元気になるのでは、と思うのだけれど、セーラー服は未成年のイメージがあるからダメなのかな。以前はピンクキャバレーでも「セーラー服まつり」なんてやってたものだけれどねえ。
 話は違うけれど、最近の制服メーカーの調査で、日本の学校で初めてセーラー服を採用したのは、京都の平安女学院高校(当時は平安高等女学校)で、大正九年(1920年)のことだという。それまで日本最初と言われていたのは福岡の福岡女学園で、それより一年早かったらしい。
「それがどうした」と言われると返しようがないのだが(笑)男たちを悩ませるセーラー服も日本の女の子が着るようになって九十年ぐらいの歴史があるんだね。戦時中の女学生も、下はもんぺでも上はセーラー服だった。本来は軍艦に乗る水兵たちの制服なのに、日本の女生徒たちに定着したのはいったいなぜだろう。やはり一番かわいく見える服だからだろうか。
 そういえば昔は男の子もよくセーラー服を着ていた。ぼくも三歳ぐらいの頃、上はセーラーで下は半ズボンの写真が残っている。我ながらかわいい。(笑)
 最近は水兵以外、男のセーラーというのはトンと見かけないけれど、美少年なんか似合うと思う。ほら映画『ベニスに死す』に出てきて中年男を悩ませたでしょ。日本もね、男の子がもっとセーラーを着てもいいと思うんだけどねえ。はは、今回は最初から最後まで、ぼくの趣味が出てしまったわい。

(画像は平安女学院高校の採用した最初のセーラー服を伝える朝日新聞記事)

First_sailor_uniform

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2007年10月14日 (日)

猿ぐつわで興奮

 さて、涼しくなったのでSMの話題でゆきますか(何でだ)。
 猿ぐつわというのは、まあ強盗に押し入られたり誘拐でもされないかぎり、体験する機会がない——というのがふつうだろう。
 こちとらSM大好き人間だから、機会あれば縛ったり叩いたりしてるわけで、もちろんそういう時には猿ぐつわもキチンと噛ませます。これがないとどうもSM度が低い。
 で、SMプレイが初めて、なんて人は猿ぐつわも初めて体験するわけだが、マゾっ気のある女性というのは不思議に猿ぐつわにハマってしまうことが多い。縛ったり叩いたりだけでは興奮しない女性が、猿ぐつわを噛ませたとたん、トロンとなって激しく濡れてしまう例はたくさん見てきた。なぜだろうか。
 猿ぐつわの目的は声を出せないようにするためだから、本格的には口のなかに何か布を詰め、それを吐きだせないように別な帯状の布で唇に噛ませるようにして首の後で縛る。さらに完璧にするには手拭いのようなもので鼻と口にかぶせるようにしてしまう。つまり「詰めて」「噛ませて」「かぶせる」という三段階が本当は必要なんである。
 こういう本格的な猿ぐつわをされると、呼吸が苦しくなる。この息苦しさがどうやら女性のマゾ意識を高めるらしい。なかには条件反射のようになっていて、掌で口を覆ってやっただけで発情し「どうにでもして」状態になってしまうマゾ女性もいる。
 一九五〇年代、アメリカでものすごい人気を集めたセクシーモデル、ベティ・ペイジは数多くの緊縛写真のモデルも勤め「ボンデージ・クイーン」と称された。それらの写真を集めた写真集は今なお出版され続けているが、彼女の表情を見ると、猿ぐつわをされているものが一番、感情が強く出てイキイキしている。
 最近、あるカメラマンが教えてくれた。「アメリカに行った時、かつてベティ・ペイジの緊縛写真を撮り続けたという老人に会って彼女のことを聞いたのだけれど、彼によれば、ベティは本当に猿ぐつわが好きで、緊縛モデルを勤める時は必ず自分から猿ぐつわを要求した、と言っていたよ」
 それで分かった。ベティは猿ぐつわを噛まされて燃える体質だったのだね。ベティの緊縛ヌードはネット上で検索すればいくらでも見られる。ぜひ彼女の猿ぐつわ萌え濡れ写真を見てみてほしい。
 最後にひと言。猿ぐつわを試す時は、窒息しないよう十分気をつけて!

(画像はベティ・ペイジの緊縛画像。ボールギャグを噛まされています)

Betty_bound_sofa2

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2007年10月 7日 (日)

スパンキングの効用

「スパンキング」とは早く言えば「お尻叩き」のことだ。
 最近、ぼくも作品を提供したスパンキング専門誌が誕生した。だからスパンキングの宣伝。(笑)
 日本でも子供を躾(しつけ)るのにお尻をペンペン叩くのは当たり前のことだけれど、子供が大きくなればもう叩かない。
 西欧では大人になってもお尻を叩いたり叩かれたりして喜ぶ男女が多い。もちろんセックスプレイの一環としてとり入れるもので、それは「ラブスパンキング」と呼ばれる。
 実はぼくもラブスパンキング派で、そういう作品をずいぶん書いてきた。
「スパンキングってSMプレイでしょ。こわ〜い」と恐れられることもあるけれど、要するにお尻ペンペンだからね、SMといっても知れたもので、愛好家によっては「スパンキングはSMではない」と主張する派もある。
 まあ、鞭とか縄とか持ちだしてくればSMだろうけど、素手とか定規とかスリッパなどで叩く「軽いお仕置き」としてのスパンキングは、ちょっと味の濃い前戯と言ったほうがいいのではないだろうか。
 お尻というのは厚い脂肪の層があり重要な器官がない。安心して叩いたり叩かれたりして楽しめる。それがスパンキングのいいところだろう。
 どうしてスパンキングが愛好されるのか、いろいろ理由は考えられるが、ぼくのような叩く側(スパンカーという)からすれば視覚的な効果が大きいような気がする。白いお尻は叩かれるとだんだん赤くなる。これは人間がまだサルに近かった頃、メスのお尻は発情すると赤く腫れたようになった。それを見てオスは興奮した。叩かれて赤くなったお尻は原始の記憶を呼び覚ますのではないか、というのがぼくの仮説。
 じゃあ叩かれる側(スパンキーという)はどうなのか。適度な衝撃と痛みがちょうど鍼灸やマッサージのような効果を体に与え、特に子宮などを刺激して発情しやすくするのだと思う。
 だからセックスの前にスパンキングを行なうと、情熱的なセックスを楽しめることうけあいだ。マンネリ気味のカップルなら、パートナーと話しあって一度楽しんでみたらどうだろう(いきなり無理やりやったらダメだよ)。
 ところでマニア同士が会うと「あなたはカーですかキーですか」「ぼくはカーです」なんて会話が交される。面白いでしょ。どういう意味か分からない人は、この記事をもう一度読み直すと分かるはずだよ。

(画像は創刊されたスパンキング専門誌『スパンキング倶楽部』第一号(三和出版)の表紙)

Spanking_club_magazine

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