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2008年11月 7日 (金)

夢の絶頂マシン

 先週は『オルガスマトロン』という装置について触れた。
 これさえあればどんな不感症の女性でもオルガスムスを味わえる——という、男に比べてイキにくい女性たちには夢のような装置である。
 このオルガスマトロンというのは、ウディ・アレンの『スリーパー』という映画のなかに出てくる「その中に入れば男も女もセックスなしでイッてしまう」という架空の装置。それにちなんで命名された現実のオルガスマトロンは、コインぐらい大きさで脊椎に埋めこまれるらしい。
 今世紀に入り、スチュアート・メロイというアメリカの麻酔・鎮痛医が、痛みを止めるために女性の脊髄に電極を挿入すると、患者が性的な快感を覚えることに気がついた。
 もともと男性でも女性でも、セックスの快感は性器と脳の間でやりとりされている。その接続部分は、男なら腰骨のところにある。射精する時、腰のあたりにズキンという衝撃を覚えるから分かる人は分かるだろう。
 どうやら女性も、そのあたりに快感中枢というか絶頂中枢があるらしい。メロイ医師が行なった実験では、それまで感じたことのない女性のうち91パーセントがその装置でオルガスムスを味わえたという。これは画期的なことだ。全女性への福音だ。
 先週も書いたが、セックスでイケない女性は男性の何倍も多い。精神的な要素、肉体的な要素がいくつもあって、それがカチリと全部合わないとイケないようになっているのではないか、という気がする。
 このオルガスマトロンは、脊髄に埋め込んで体外からリモートコントロールで電流を神経に流す。そうすると脳が刺激を受けて快感とオルガスムスを味わえる仕組らしい。男が下手でも関係ない。
 聞くところによれば「イク」とか「オルガスムス」というのはクセのようなもので、一度イキかたを覚えてしまうと、あとは簡単にイケるようになるらしい。リモコンスイッチで操作するところがSFチックだが、これが普及したら、男のバイアグラにならぶ性科学の輝かしい発明になるだろう。
 ただ4年前の時点で電極埋め込み手術に130万円ぐらいかかるので、大がかりな実用化テストをやるのには実験台になる患者さんが足りなかったかもしれない。研究論文が発表されただけでそれ以後、進展したという情報がない。どうしたのだろうか、気になってしかたがない。宗教団体が反対でもしているのだろうか。

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イク男とイカない女の不平等

 男女のセックスを考えるとき、いつも思うのは、性の違いによる不平等だ。
 よく「女のオルガスムスは男の何倍も気持ちイイ」なんて言われる。確かに腟で感じる女性のイク姿を見てると、ドピュッと射精して終わり、なんていう男のオルガスムスなんて、実にあっけないものだと思う。
 しかし男性はある年頃になると、自然に射精を体験できる。ペニスの形状からして簡単にオナニーでイクことが可能で、不感症の男性というのは稀である。男は感じ方の差はあまりなく、誰でも絶頂感を味わえる点、みんな平等だろう。
 ところが、腟でイケる女性は、実はそんなに多くない。いろいろな調査はあるが全女性の半分にもはるかに満たないのではないだろうか。クリトリス刺激によるオルガスムスも、味わえない女性は少なくないのだ。
 知りあいの熟女さんは人妻を五、六年やってから離婚したのだが、その原因は夫のセックスが下手だったからだと告白してくれた。
「夫が留守の時、ネットでチャット・セックスをやってたら相手が『太いものを腟に入れろ』と命令したの。手近にあったのは机の上の太いサインペンだったからそれを入れてみたら、ものすごく快感を覚えて、最後は失神して椅子から転げ落ちてしまった。正気に返った時、まず思ったのは『こんな気持ちいいことをダンナはどうして味わわせてくれなかったの!』という怒りだったわ」
 腟で感じる体だったのに、それを開発してやれなかった夫は確かに責められるべきかもしれないけれど、女性はひとりひとり感じ方が違う。イケない女性はどうやってもイケないものだ。精神的なものも深く関係しているんだろうね。女の間でもオルガスムス格差があるんである。
 それで四、五年前、『オルガスマトロン』という、どんな女性でもスイッチ一発で究極の快感を味わえる体内埋め込み装置が発明された——というニュースが報じられた時は、「これで男と女の不平等は解消される」と思ったものだ。
 ところが何年たっても装置の実用化の話はきかない。実験が成功しなかったのだろうか。これが普及すれば、男と女、女と女の間に存在する不平等は消滅するはずだが「それはまずい」と誰かが邪魔してるのかな。『オルガスマトロン』については次回また説明しよう。
 

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包茎になりたい!

「アメリカでこんなモノが売られているんですって」
 エロ関係の知り合いが教えてくれたサイトで、そのモノを見て驚いた。
 早くいえば厚めのコンドームだ。色は赤みを帯びたピンク。ただ、コンドームなら先端まで覆うはずだが、そいつは先っちょがない。筒抜けなんである。そして先端が——よく見ると包茎のペニスのように包皮がついている。
「な、なんなんだ、これは!?」
 説明を読んで納得がいった。ズルムケ亀頭の持ち主がそれをかぶせると、ゴムの包皮が亀頭を包んでくれるわけだ。
 つまり「人工包皮」だったのだ!
 なんでこんなモノが作られ、売られるようになったかというと、アメリカの特殊な医療事情がある。
 前にもここで書いたことだが、アメリカで生まれた子供の六十パーセント以上が、幼児のうちに包皮切除手術を受けている。ユダヤ教は割礼が当たり前だけれど、キリスト教信者でも無宗教者でも関係なく「そのほうが後々のためになるから」と医者が奨めて、男の赤ちゃんの包皮をチョキンと切ってしまうわけだ。
 ところが最近になって、アメリカの男性社会に「包皮は必要だ」という意識が生じてきた。もともと包皮は亀頭を保護するためのものだし、セックスする時は「遊び皮」として女性性器を刺激する役割を果たす。オナニーも包皮があるほうが快感を得られやすい。
「あんなものは邪魔だから切ったほうがいいんだろう」と誰もが何となく思っているけれど、女性たちに聞いてみると「包皮があったほうが気持ちいい」「見た目がかわいい」「興奮してくるにつれ包皮が剥けて赤いカメちゃんがピヨンと頭を出すと感動する」など、ぼくの周りの女性に聞いても「包茎はイヤ」と言うものがいない。
 セックスの前に洗ってきれいにしておけば仮性包茎(セックスの時に亀頭が完全に剥けるもの)はなんの問題もなく、かえってズルムケペニスより具合がいいのだ。アメリカでは「包茎」とは真性包茎のことで「仮性包茎」にあたる言葉はない。仮性包茎がいちばん自然なペニスの形なんである。
 そういう考えかたが広まってきて、アメリカでは今「包皮をもとに戻す器具」が売られ「包皮再生手術」がブームになっている。
 そしてとうとう「これを嵌めればあなたも包茎になれる!」という人工包皮まで作られたわけだ。仮性包茎諸君、コンプレックスを持つ必要はまったくないのだよ。

(画像1)これが包皮つきペニスカバー。いざという時に着けても、ふだんから着けてもいい。

(画像2)包皮つきペニスカバーの仕組み。コンドームのようにかぶせて使う(避妊の用は足さない。オナニーの時も具合がいいという。
Senslip


Senslip_diagram

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