« 揺れて恋心 | トップページ | 白木屋のズロース »

2009年6月27日 (土)

マスクで快感を

 新型インフルエンザが終息してゆくのを惜しむ者がいたとしたら、それはマスク・フェチ人間だろう。
 マスク・フェチには二つの派がある。異性のマスクに欲望を覚えて、眺めたり集めたがる鑑賞収集派と、自分で好んでマスクをしたがる装着派だ。
 鑑賞収集派は、異性の肌に密着した布きれに執着する下着フェチと同じようなもので、当り前のフェチである。それに比べれば装着派のほうが特異だしフェチ度も高い。
 口や鼻を覆うマスクというのは正常な呼吸の妨げになり、息苦しく感じられるものだ。不快感を与えるモノをどうして好んで着けたがるのだろうか? 不思議なことである。
 どうやら、正常な人間が「不快だ」と感じる息苦しさこそ、装着派が求める「快感」の源泉のようだ。
 人間は別にマゾヒストではなくても、苦痛や不快感を進んで味わいたがる生き物だ。登山を考えてみれば分かるだろう。体に無理をかけることが「気持ちいい」につながる。
 呼吸もそうで、口や鼻をふさぐと酸素が欠乏する。そうすると苦しさと同時に恍惚感を覚えるようになる。
 セックスの時に相手に首を絞めてもらうと、よけいに快感を覚えるという男女がいるが、彼らが求めるのも脳に意識的に酸素不足を起こすことによる恍惚感である(危険だからよい子はやらないように)。
 マスク装着フェチ人間は、わざと息苦しい状態にさせる布で顔を覆うことにより、精神的にも生理的にも不快感を快感に変える能力をもった特異な人々なんである。うらやましい——ような気がしないでもない。(笑)SMプレイで猿ぐつわが用いられるのも、声が出せないようにするだけではなく「呼吸困難による快感」も味わえるからだ。
 よく「欧米では日本のようなマスクをかけることはしない」と言われる。そのとおりだが、やはりマスク・フェチというのはいる。
 欧米人が「息苦しい快感」に目覚めたのは、たぶん第一次大戦で毒ガスが大量に使用された結果、ガスマスクが普及したからだろうと言われている。
 第二次大戦でもガスマスクは一般市民に大量に配給された。その結果、欧米ではガスマスク・フェチが非常に多い。まさかあれを着けて街を歩くことは出来ないが、ガーゼマスクより強烈な「不快感=快感」を味わえるだけに、ガスマスク愛好家は減ることはないし、日本人の間でも増えているようだ。

|

« 揺れて恋心 | トップページ | 白木屋のズロース »

コメント

はじめまして由美と申します。マスクフェチの女装娘です。マスクした女性を見るのが好きというのが高じてマスク女装にはしってしまいました。ここへはマスクフェチで検索しているうちにたどりつきました。
館さんの作品だと美少年が看護婦に女装してマスクをし、隣の妖しい女性のお手伝いをする作品が好きです。またマスクや女装をからめた作品を読みたいですね。これからもよろしくお願いします。

投稿: 由美 | 2010年5月28日 (金) 06時54分

はじめまして。私はマスクフェチの男子です私は装着派で、マスクが手放せなく、風呂の中でも着けてしまうほど重症化しています。マスクフェチになってしまった理由は、やはりその人間が「不快だ」と感じる息苦しさを快感に感じますし、その快感を求めるために大きいマスクを着けたりしますあとはマスク独特の肌触りが快感になったりもします。でも正直いって抜け出したいです。でも離れません。マスクのために今まで100万近く使ってしまっています。やっぱりどうやらマスク断ちは難しいようですね(笑)これからもマスクフェチとして生活していきたいと思います

投稿: フェチ男 | 2012年3月19日 (月) 08時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 揺れて恋心 | トップページ | 白木屋のズロース »