騎乗位をもっと楽しむ
男性が仰向けに寝て、彼の股に女性が乗り、合体する体位を騎乗位という。お互いの顔が見られるのが「対面騎乗位」で、女性が男性に背を向けるのが「背面騎乗位」だ。
この体位のメリットは二つ。一つは男性の側の疲労が少ないこと。女性が自分で腰を上下させると、男性がさほど動かなくても女性は快感を得られる。男性が疲れている時はありがたい体位である。
もう一つのメリットは、女性が積極的に動くようになること。
正常位であれば、されるがままの受け身の姿勢でいればいいのだが、騎乗位となると自分が動かなければ楽しめない。進んで腰を動かし、自分のツボを刺激する姿勢を発見できれば喜びも多い。
それはつまり、自分で腰を振るということで、それまで受け身一方だった女性にしてみれば「いやらしくて恥ずかしい」と思うので抵抗を示すこともある。まあ、その場合は背面騎乗位から始めて、彼女がじゅうぶん感じてきたところで対面騎乗位に移行すればよいのだ。
——と、ここらへんは「セックスの常識」みたいなものだが、実行してる人は騎乗位のデメリットも感じているはずだ。それは「男が動きにくい」ということだ。
じっとして居る分にはラクだが、女性の腰振りに合わせて自分も腰を動かしたくなると、仰向けの姿勢だと腰をはね上げるのはけっこうキツい運動だというのは、やってみると分かるよね。
「騎乗位で男が動きやすい方法」をセックスに熱心な友人が発見したので、それをお教えしよう。
健康法で使われるバランスボールというのがあるでしょ。ふくらますと直径五十センチぐらいになるゴムボール。せいぜい二、三千円のものだ。
あれの空気を半分ぐらい抜いて、男はそのボールの上に腰をのせるように仰向けになる。そうすると自然に腰が反ってペニスが宙に突き出す。女性はそこに跨るのである。
「ゴムボールがバネのように働くのでピストン運動がやりやすい。ふとんにただ仰向けになるより百倍ぐらい楽しめる」と友人は自信たっぷり推奨しているよ。
ただ空気を入れすぎると左右にも傾くので女性が転がり落ちやすくなる。くれぐれも周囲にモノのない広いところで、注意してやってくれたまえ。そのうちバックからやる時も具合がいいことに気がつくだろう。
(画像はネット上掲示板より。本文とは関係ありません)
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