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2011年2月26日 (土)

革命の原動力は性欲?

 中東をいま、革命の嵐が吹き抜けている。
 チュニジアから始まり、エジプトでは三十年独裁を続けたムバラク大統領が、民衆のデモによって権力の座からひき下ろされた。リビア、スーダン、バーレン……など、周辺のイスラム教圏諸国も、不満を抱えてきた国民が反旗を翻すようになって、政権の行方は危うくなってきた。
 では、どうして中東諸国の民衆が激しいデモによって政権を崩壊させるようになったのだろうか。
 ぼくはそういう世界情勢にうといので、口を出すと専門家に叱られるかもしれないけれど、まあ知ったかぶりで無責任なことばかり言うやつに聞いた話、と前置きしておこう。
 そいつが言うには「独裁政権が崩壊したのは、若者たちの性欲を満足させてやらなかったからだ」なんだそうだ。
 イスラム教の国々では、男はそう簡単に相手を見つけて結婚できるわけではない。社会に出て働いて、充分な結婚資金を蓄えてからでないと嫁さんをもらえない。
 それなのに中東諸国では独裁政権が長く続いた結果、貧富の差が拡大して、大学を出ても職にありつけない状態。職にありついても貧乏なままだと三十歳過ぎても四十歳過ぎても結婚させてもらえない。
 しかもイスラム教は宗教的戒律が厳しいから、そうそう簡単に性欲を処理できない。日本のようにとりあえず風俗に行けば女性を抱けるという環境ではないんである。
 では嫁に行けなくなる女性も困るはずだが、そこがイスラム教の特殊なところで、男性は養える余裕があれば四人まで妻をもてる。金持ちのところへ行けばいいわけだ。
 つまり貧しい男たちは結婚は出来ないわ、かといって風俗的な女遊びは出来ないわ、周りのいい女たちは金持ちにとられてしまうわで、もう欲求不満と不公平感が溜まりに溜まっていて、それがちょっとしたキッカケで爆発したのが、今度の「革命」だというのだね。
 なるほど、そういうことだったのか。それは池上彰さんも言ってなかったが。
 まあ確かに性欲というのは可燃性ガスみたいなもので、抑圧すると火花ひとつで大爆発する。イスラム独裁者たちは男たちの性欲について配慮が足りなかったわけだ。
 翻ってわが日本はどうだろうか。どんどん草食化する若者たちを見ていると、性欲が抑圧されているとはとても思えない。それに、とりあえず性欲を満足させるシステムも整っている。この様子では、若者たちが政権を脅かすなんて、あり得ないことは確かだな。

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2011年2月19日 (土)

男はなぜコレクター?

 下着フェチ、変態フェチの研究をしていると不思議に思うことがある。たとえば下着泥棒。自分が使うものでもないし売って価値があるものでもない。それを何十枚、何百枚、何千枚と盗み集める泥棒コレクターは珍しくない。
 下着ばかりでなく、他人の目から見れば何の役にも立たないガラクタを収集するコレクターは、みな男である。女性が何かをコレクションする場合は宝石とか衣装とか、実用性や資産価値を重要視する。男性の使った下着を盗んで何十枚となく集める女性の話など聞いたことがない。
 フェチに限らず、どうして男はいろんなモノを集めたがるのだろうか。それが不思議だった。そうしたら生物学者の福岡伸一氏がエッセイで仮説を述べていた。
 生物の世界、始めはメスばかりだった。メスは誰の手も借りず自分の子孫を増やすことができた。それが単為生殖。そうすると同じ性質の個体(クローン)ばかりだから、環境が変化すると全滅してしまう。
 生殖するには多様性が必要だということで、オスが造られた。オスが生殖に加わることでいろいろ違った種類の子孫が生まれる。これが有性生殖。
 このオスというのは、母からもらった遺伝子を他のメスへ送りとどけるメッセンジャーボーイのようなもので、本質的にはメスの使い走り。メスは欲ばりだから、そのうちオスを遺伝子の配達以外、食料の採取、さまざまな雑用にこき使いだした。
 メスのいうことをきかないとオスは交尾つまりセックスをさせてもらえないので、たとえば食料がよぶんに手に入った時、それをどこかにこっそり溜めるようになった。手ぶらで帰ったら叱られる時、溜めておいたものを持ち帰れば叱られない。
 それが進化して貯蓄やら物々交換など経済行為が生み出された——と福岡ハカセは説明するのである。なるほどね。女性にこきつかわれる男性の一人として、非常に納得できる説ではないか。悲しいけど。(笑)
 しかし本来は「役に立つモノ」を集めるのがオス(男)の本能だったのに、だんだん女性の下着とか靴とかエロ本とかを必要以上に集めるようになった。そういう歪みを「倒錯」というのだが、そこがまだよく分からない。ぼくのパソコンのなかに何千枚もため込まれているエロやSM画像を、いったいどうしたものか。福岡ハカセは教えてくれないだろうか。

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2011年2月12日 (土)

わき毛を剃るな

 先々週、先週と男女の下の毛を話題にしたが、今週は脇の下の毛について話そう。
 女性が腋毛(わきげ)を剃る、という風習が日本で広まったのは、せいぜいここ五、六十年ぐらいのことで、それ以前、女性はごくふつうに腋毛を生やしていた。
 それがだんだん、西欧的な生活スタイルが導入されるにつれ、いつの間にか剃るようになり、今ではそれが女性のたしなみとされてしまっている。
 先週書いた、女性が陰毛を剃る風習と同じようなもので、別に意味がない習慣である。生やしていても特に何か不具合、不都合なことがあるわけではない。「ワキガが気になる」と言うかもしれないが、剃毛したからってワキガが減るものではない。
 人間の体毛はどんどん減ってきているが、それでも腋毛と陰毛は誰でも残っている。なぜかというと、おそらく「フェロモンを蓄積しておくため」だろうと言われている。
 よく誤解されるのだが、フェロモンはワキガとは違う。ふつうの体臭と違ってフェロモンは鼻の別の部分で感知される。嗅覚を刺激しないので、匂わない物質なんである。
 これも誤解されるが、女性が分泌するフェロモンは男性を欲情させることはない。その効果は「なんとなく気分を安定させる。離れがたく思わせる」という形で現われる。
 もし誰か異性と一緒にいて、その人といつまでもいたい、別れたくない、と思うなら、それはフェロモンの効果だと思っていい。
 ぼくの友人で人妻さんとラブラブしてるけしからん男は、彼女のことをいつも自慢する。こないだも「彼女の体臭はおれのと似ているんだ。自分では自分のワキガをイヤだと思わないだろ? だから彼女の脇の下の匂いはけっこう好きで、いつもくんくん嗅いでしまう。それを知った彼女は、このところずっと腋毛を剃らないでいてくれるよ」
 まあ寒いうちは腋毛を剃らなくても誰に見られるおそれはないから、他人の目を気にする必要はないわけだ。しかしぼくも女性の腋毛が好きだから、そんなパートナーを持ってる友人がうらやましい。
「ベッドで一緒に眠っても、気がつくとお互い相手の脇の下に鼻をつけて寝てるんだな。そのほうが落ち着いて眠れる。これが相性なんだなとしみじみ思うよ」
 くそー、フェロモンの型がぴったり一致しているんだね。本当にうらやましいカップルだ。そういう相手にめぐりあいたいぞ。

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2011年2月 4日 (金)

女の剃毛

 先週のこの欄では『男の剃毛』と題して、外国チームで活躍しているサッカーの香川選手らが、チームメンバーの影響を受けて下の毛を剃るようになった——と報告した。
 日本人は男も女も、もともと剃毛の習慣がなかった。女性が腋毛を剃るようになったのも、ここ半世紀ぐらいのことだ。陰毛を剃るなど、下着モデルのような特殊な職業でもなければ考えられなかった。
 これは日本人の体毛の量が少なく、毛質があまり硬くなく、全体的に肌がきれいだということに関係があるだろう。
 また水が豊富で、頻繁に入浴する習慣のせいで清潔が保たれていたということも関係している。だから日本人は男性も女性もごく自然に陰毛を繁茂させて、それで何の問題もなかったのである。
 ところがイスラム教徒のように、宗教的戒律で既婚女性は陰毛を剃らなければいけないという民族もある。これは水が少ない砂漠地帯で清潔を保つための処置を思われる。そういう国で日本の成人女性が一緒に入浴すると、非常に驚かれる。まあ、これは宗教文化の違いだから仕方がないことだが、キリスト教の欧米では剃毛文化は無いと思っていた。
 というのは、ポルノ解禁の時、いろいろ外国の出版物を調べたのだが、一九六〇年代から七〇年頃のポルノ誌のヌード写真は、みなヘアーがそのまんま写っていたからだ。それを輸入する際に「ヘアーはダメ」ということでマジックインキで真っ黒にされたものしか許されなかった。いやあ懐かしいけれども、実に情けない時代であった。日本人は女体に自然に生えている陰毛を眺める喜びを、つい二〇年ぐらい前までは公然と味わえなかったのである。
 ところが、そのお手本だった欧米で、どういうわけか女性が積極的に剃毛する習慣が生まれ、それが燎原の火のように広がっているらしい。今では少女が発毛すると、すぐに親が陰毛を剃ったり除毛処置をとらせるのだという。いやまったく、どうしてそんなことをしなければいけないのか、まったく分からない。
「体臭が薄れ清潔で衛生的だから」と言われるが、冗談ではない。髪の毛も陰毛も異性を刺激するフェロモンを保持するために残っているとされている。女性の場合は、視覚的にも触覚的にも嗅覚的にも「魅惑の源泉」なのだ。
 その部分をきれいに剃ってツルツルにして何が楽しいのだろうか。自然繁茂が好きなぼくにとっては危機到来である。日本女性に剃毛文化が広がらないことを切に祈るばかりだ。

(画像はパパラッチに盗撮されたブリトニー・スピアーズのノーパン写真。ヘアーも完全に剃っている)


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