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2011年3月 4日 (金)

肉食の母から草食の息子?

 ぼくの作品が掲載された雑誌(『悦』 Vol.4)が送られてきたのでパラパラとページをめくっていたら、医学者である本多薫子さんのエッセイが目に停まった。
 主に「草食系男子」と呼ばれる若者たちについての論考なのだけれど、なぜ彼らが現実の恋愛にガツガツせず、異性を求める努力を放棄するのか、その理由の一つとして書かれていることが、なんか恐ろしいことなのだよ。
 ぼくらは、物質的に満足しきって闘争心のようなものを失なったから草食化したんだろう、と安易に考えてたけれど、どうも精神的な問題ばかりではないらしい。
 男性の性的な能力それ自体が、全世界的に劣化してきているのだそうだ。つまり睾丸が精子を造る能力が、この二十年ぐらいで半減してしまったらしい。
 二十代の若者の精子の絶対量が減り元気も無くて、四、五十代のおじさんのほうがたくさんの量の元気な精子を造っているらしい。ううむ、エロおやじとかスケベおやじと言われる連中を思い浮かべると、確かにその傾向はありそうだ。(笑)
 いや、笑いごとではない。ヨーロッパの報告では、青年の五人に一人は子供を作れない睾丸の持ち主だとか。専門家は「この調子で若者の精子製造能力が失われてゆけば、あと数世代で男性は完全に不妊化してしまうだろう」と警告を発している。
 どうしてこんなふうに男の子たちのタマが弱くなったかというと、それは母親たちの食生活のせいだという説が有力になってきた。いまの若者たちが胎児や赤ん坊だった時期、食品にはかなり無神経に食品添加物などが混ぜられていた。特にアメリカなどでは牛肉を増産するため、疑似的な女性ホルモンを牛に与えていた。その肉を多量に食べた母親の息子ほど精子製造能力が劣っているという結果が出ているらしい。こりゃ大変だ。日本でも母親が牛肉好きだったら子供が草食系になる可能性が強いってことだ。肉食の母から草食の男の子が生まれる。皮肉なことではないか。
「それだったら肉に男性ホルモンを混ぜてやればいいのでは」と思うけれど、今度は女の子の側にどんな影響が出るか知れたものではない。自然の食べ物に人工的な操作をしたおかげで人類は滅亡しかねないとしたら、ホントに恐ろしいではないか。

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