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2012年12月28日 (金)

ヘンタイは世界の合言葉

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(イラストレーション by 中村成二)
 インターネットで海外のエロ情報を求めてうろついていたら『Hentai』という文字がバーンと飛び込んできた。アメリカのサイトである。
「これは何なのだ」と見てみたら、日本のエロ漫画、エロアニメを紹介し、オンラインで作品を売っているサイトであった。
 Hentaiというキーワードで検索してみると、同様のサイトは欧米にいっぱいあり、日本で作られたアダルトコミックスやアダルトアニメなのだけれど、国内では許されない無修正ものがバンバン陳列されている。つまり日本の作者が海外でダウンロードされることを前提に過激な作品を発表しているのだ。
 このhentaiというのは、日本語の『変態』(そもそもは変態性欲からきた)という意味から少し離れている。どちらかというと女の子が言う『エッチする』とか『エッチな』という意味に近い。カバーする範囲はコミック、アニメ、ゲーム、フィギュア、コスプレなど。
 日本では同人誌文化のなかで、あまり表に出ない部分で、しかし過激に進化している分野が、hentaiというジャンルに集約されて、欧米のファンにもてはやされるようになっているんである。
 特に少女たちが過激な性行為を繰り広げるコミックやアニメはlemonと呼ばれている。『くりいむれもん』という人気エロアニメに由来している。もちろんlolikon(loliconとも書く)というジャンルもしっかりある。
 前回、shibari(縛り)やkinbaku(緊縛)という日本語が英語やフランス語になって欧米に定着していると書いたけれど、日本のエロは。ぼくらが知らないうちに広い範囲で海外にどんどん進出しているのだ。
 欧米人はマンガでもアニメでもリアルな表現に囚われて進化が少ない。ところが日本の作家の作品は、彼らの固定観念を突きやぶるような表現(顔はすごい子供で肉体は信じられない巨乳とか)を用いる。しかも日本には独特の恥じらいという気質がある。欧米人にはそういう日本人独特の気性もまた、興味をそそられれるようだ(あちらのポルノでは「女性が恥ずかしがる」という表現はほとんど見られない)
 すでに欧米作家も、日本人に負けないhentaiな作品を発表している。やがては世界はHentaiという絆で結ばれる。これも愉快ではないか!

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2012年12月16日 (日)

ナチュラル・ペニスのすすめ

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(イラストレーション by 中村成二)

最近、『これだ!』という本を見つけた。
『切ってはいけません!——日本人の知らない包茎の真実』(石川英二、新潮社)だ。
 泌尿器科医で長く包茎の研究をしてきた著者が、ズバリ、包茎と包皮について明解に解説した書である。
 日本人はなぜか昔から、包皮にくるまれたペニスを「皮かぶり」と呼んで、バカにするような風潮があった。ぼくは「セックスの時にむけるなら、それが正常なんだろう」と思っていた。それでもポルノ俳優なんかの立派にむけているペニスを見ると、「やはり包皮は無いほうがいいのかな」と思っていた時期もあった。
 やがて自分でペニスについて研究してみて「ペニスは包皮で包まれているほうがいいのではないか」と思うようになった。一つは本紙でもおなじみ、カイチュウ博士こと藤田紘一郎先生と歓談した時「包皮は遊び皮といって、あったほうが男性も女性も快感を得られるんです」と教えていただいた影響も大きい。
 石川英二さんは、藤田博士の言葉どおりのことを「包皮なきセックスは貧しい」という項目のなかで「包皮は腟のなかでペニスが動く時、摩擦を円滑にし男女双方に豊かな刺激を与える必要なもの」と説明している。
 実はぼくもいろいろ取材してみて、女性はまったく包皮だの皮かむりだのを気にしていなくて、そういう相手に不満を抱いていないことを知って、目からウロコが落ちる思いだった。
 成長してセックスを経験する頃には、ほとんどの男性が包皮を反転させ亀頭を露出することが出来るようになる。ほんの1〜2パーセントの男性はそれが不可能で、そういう真性包茎の場合は手術が必要だけれども、それ以外はまったく何もしないほうがいい、というのが石川医師の主張。ぼくもその意見には賛成だ。
 よぶんな包皮があると「皮かむり」だ「仮性包茎」だと言われるが、英語に「仮性包茎」という語はない。それが自然な状態だからだ。包皮は切ったりする必要はなく、あったほうが都合がいい。切ればいろいろな弊害が生じる。アメリカでは包皮再生手術がさかんだし、わざと包茎にする道具まで売られている。
 包皮がちょっとよぶんな男性はそのことをまったく恥じることはないし、健康に害もなく、セックスも楽しめるのだ。疑うならこの本を読むといい。ペニスはナチュラルが一番なのだよ!

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2012年12月 8日 (土)

マスク装着派の快感

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(イラストレーション by 中村成二)
 今日、行きつけの医院に行ったら、風邪をひいた患者さんが詰めかけていた。今年のは咳と痰がひどいようで、マスクをかけている人が多い。マスクをかけずに来て、さかんにゴホゴホしている人には受付の女性がマスクを渡していた。
 今の季節、病院や医院にうっかり行くと風邪をうつされる危険がある。人ごみや満員電車もそうだ。かかっている人もかかってない人もマスクが必需品になってきた季節である。
 健康な人には困った季節だが、かえって喜ぶ人だっている。ガーゼマスク・フェチのなかでも装着派と呼ばれる人たちだ。
 マスク・フェチの多くは、マスクをかけた女性を観賞し、呼吸を吸ったマスクを手に入れたいと願う、正常というか当たり前というか、そういうタイプのフェチだ。
 それに反して、自分がマスクをかけ、息苦しさを味わって快感を得るタイプのフェチがいる。これが装着派。
「本当にそんなフェチがいるのか」と疑う人もいるかもしれないが、私の『館淳一のいろ艶筆』という、この連載のバックナンバーを掲載しているブログで、前にマスク・フェチについて書いた文に、こんなコメントがついていた。紹介しておこう。
《はじめまして。私はマスクフェチの男子です。私は装着派で、マスクが手放せなく、風呂の中でも着けてしまうほど重症化しています。マスクフェチになってしまった理由は、ふつうの人間が「不快だ」と感じる息苦しさを快感に感じるからです。その快感を求めるために大きいマスクを着けたりします。あとはマスク独特の肌触りが快感になったりもします。正直いって抜け出したいです。でも離れられません。マスクのために今まで百万円近く使ってしまっています。やっぱりどうやらマスク断ちは難しいようですね(笑)これからもマスクフェチとして生活していきたいと思います。フェチ男》
 うーん、マスクに百万円かあ。それはすごい。「もっとためになることに使ったら」などと言う人もいるかもしれないが、タバコを吸うことに比べたらずっと健全だ。何より、他人がいても迷惑をかけず、気持ちよい時間が過ごせるんだから、何か言われる筋合いは無いよね。自由に楽しんでほしい。
 たぶん装着派のマスク・フェチは女性にも多いんじゃないかと思われる。それはSMプレイの猿ぐつわにも関係してくるんだけど、そのことについては次の機会に。
(参考画像 マスクをしてオナニーちゅう。マスク装着派のアナルマコさんのブログより)
Mask07

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