寒さに燃える「氷雪のクイーン」
(イラストレーション by 中村成二)
東京も雪に見舞われ、この冬の寒さもたけなわだ。私は北国で生まれ育ったから、東京の寒さなど故郷に比べれば問題にならない程度のはずだけれど、やっぱり外に出かける時はセーターを重ね、コートを着、マフラーを巻きつけ帽子をかぶり、モコモコした格好になる。
こないだまでナマ足を誇っていたミニスカートの女の子たちも、さすがに厚手のタイツにブーツをはいて、縮こまって歩いている。いや、本当に寒いねえ。
そういう季節になると思いだす人がいる。
名取ゆかりさんだ(ネットで検索するとすぐ見つかる)。
「あの人、今年はどうかな。そろそろ挑戦する時期だけど」と思ってブログを見てみると、眩しいほど白いビキニの水着姿がドーンと現われる。その背景は凍りついた滝。凍りついた滝壷。笑顔でセクシーな水着ヌードをさらす美魔女。それが名取ゆかりさんだ。
「やあ、今年も彼女、元気だ!」
嬉しくなって思わず両手を合わせて拝んでしまう。名取ゆかりさんは私にとって、冬の元気を与えてくれる美しい氷雪の女王さまだ。
彼女のことは、ネットで私の研究分野?の女性を探しているとき、偶然に知った。
いつもビキニの水着で野外を動き回っているスポーツウーマンなのだ。まあ、夏の海辺でビキニなら不思議でもなんでもない。彼女の場合、冬でもビキニなのだ。ビキニで雪山を登山していたり、スキーしてたり、凍った川に飛び込んだりしている。
それだけなら、インパクトねらいの今どきのグラビア雑誌がモデルを使ってやらせているのかと思うけれど、ゆかりさんは違うのだ。まったくの趣味で、冬の寒さを楽しむためだけに好き好んで氷雪の世界に飛び込んでゆくのだ。
ふつうはちゃんと着込んで、撮影現場に着いてから水着になり、撮影したらまた服を着て……ということになるだろうが、ゆかりさんは、目的地に出かける時から水着なのだ。ビキニで冬山を登り雪原を歩き、凍ってシャーベット状の滝壷に飛びこむのだ。
「どうしてそんなことが出来るんですか?」とメールで質問したら「どうしてでしょう、私にも分かりません。寒くなると無性に裸になりたくなるんです」というお答え。
「女は皮下脂肪が厚いから男と違って寒さに強いんだ」と言う男もいるだろうけど、どこから見てもセクシー美魔女のゆかりさん、実は女性じゃないのです。
(↓『名取ゆかりのブログ』http://blog.yukarionweb.com/ より)
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