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2013年4月27日 (土)

ブラジャーをめぐる難問

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(イラストレーション by 中村成二)

 この前、ここで『ブラジャーの危機』という文章を書いたけれど、あれ以来、ネット上ではブラジャーをめぐっていろいろな議論が溢れている。
 前回は詳しく報告しなかったけれど、そもそもはフランスの医学者が多くの女性のバストを計測して「ブラジャーを着用することで乳房が垂れるのを防ぐことはできない。また着用することで、かえって乳房を支える筋肉が弱まり、垂れるのを促進する」と発表したことによる。
 これまで女性下着業界は「ブラジャーを着けないと早々にタレバイになるよ」と女性を脅かして(?)ブラジャーを買わせていた。フランス医師の報告は、これと真っ向から対立するわけで、女性としては混乱してしまうわけだ。「えーッ、かえって垂れちゃうんなら、ブラジャーなんかもうしない!」という女性が急増することになる。
「ということは、女はみんなノーブラになるわけだ。それは嬉しい」と男だって大歓迎する。
 まあノーブラと言っても、ニプレスのような絆創膏状のものを貼ったり、キャミソールやアンダーシャツの胸元にパットを着けるようになるから、男たちが期待する、乳首の形が見えたり浮き出したりするような事態にはならないと思うが、まあおっぱいが自然に揺れるようなチャーミングな光景はもっと目にすることが多くなるだろう。
下着業界がどこまで苦境に陥るかどうか、それはこれからの反撃次第だ。
 ここでクイズ。ブラジャーって何語だろうか?
「綴りは brassiere だからフランス語だろう」と答える人は多いだろう。いくつかの辞書では「フランス語由来」とちゃんと書いている。
 確かにフランスにはそういう綴りの単語はあるのだが、これは日本でいえば「袖付き胴衣」つまりババシャツのようなものを指す。全然違う下着だ。だからフランス人はブラジャーと言わず、スータン・ゴージュという。「バストサポーター」という意味だ。
 実は、1916年、現在のような肩紐つきブラジャーの原型を考案したイギリスのジェイガーという下着会社が勝手に付けた商標で、正しくは英語ということになるのだ。「フランス語っぽいほうがおしゃれでいいだろう」と考えたんだろうね。ブラジャーは生まれてまだ百年たたない新しい語なのだ。話のタネにどうぞ。

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2013年4月18日 (木)

女が感じるアナルセックス

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(イラストレーション by 中村成二)
 先週は、ネット通販で『お尻でエッチしたいの♥——実践から学ぶアナルセックス入門』(りえ坊、三和出版)という本を買って読んだということを書いた。
 買う気になったのは、どうして女性がアナルセックスで快感を覚えるのか」という疑問に、著者が答えているかもしれないと思ったからだ。著者は女性で、アナルセックスの実践者らしい。それだったら男が書いてるものより信頼がおける。
 で、読んでみたら、ちゃんとそのことが書いてあった。それを紹介しようとしたら枚数が尽きたので、今回はその続き。疑問の解決編だ。
 実は、男性の前立腺のように、感じるツボのない女性の場合、快感とは精神的なものが大きいのではないか、とぼくは考えていた。
 だいたいアナルセックスに関心をもち実践するのはマゾの女性が多い。SMプレイで調教や責めを受けたがる女性は、当然のこととして苦痛や羞恥や屈辱を求める。
 そういう時、排泄のための器官であり、腟以上に秘密にされている肛門を見られたり、触られたり、いろいろいじられたり、道具やペニスで犯されたりするのは、苦痛、羞恥、屈辱をワンセットで受けることになる。ということは、マゾ女性にしたら最高の刺激ということだ。
 マゾの場合は苦痛も屈辱も快感に繋がるのだから、アヌスや直腸は快感を覚えてなくても、脳のなかではそれが快感に変換されて、女性は楽しめる——のではないか。それがぼくの先入観による理論。
 しかし、この本のなかで著者は、あっさりと「肉体的な快感をちゃんと得られる」と言いきっている。そりゃ精神的な「恥ずかしいところを犯される」という喜びもあるだろうけど、直接的に「入れられてピストン運動をされると気持ちいい!」というのだ。
 実は、女性の場合、快感のツボは肛門や直腸のなかにあるのではなく、腟の子宮口(子宮頸部)にあるんだね。そこを直腸の壁ごしに突かれるから快感を味わうのである。簡単な話である。
「だったら直接、ふつうのセックスで楽しめばいいんじゃないか」と思うだろうけど、どうも直腸側からの刺激は、腟からダイレクトに受ける刺激とは別の快楽を女性にもたらすらしい。女性がそう言うのだから信じるほかない。女は、アナルセックスで快感は得られるのだ!

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2013年4月12日 (金)

アナルセックスが分かった!

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(イラストレーション by 中村成二)
「買いにくい本」というのがある。エロな表紙にエッチなタイトルがついた過激なエロ本は一番買いにくい。たとえば『姉弟相姦・恥虐の奴隷市場』ってのはぼくの書いた本だけど、書いた本人が自分の本をレジに持ってゆくのはかなり勇気がいる。
 必要があって(商売だから常に必要なんだが)そういう本を買う時は、わざわざ遠出してエロ専門の本屋さんに行って買ったりした。
 最近はネット通販で本を買うようになって、そういう苦労はずいぶん減った。どんな恥ずかしいタイトルの本でも、ちゃんと密封されて送ってくれるから、誰に知られる心配もない(家族が開けてしまう怖れはあるが)。
 そういうネット通販で買った本なのだが、それでも恥ずかしくて注文ボタンを押すのに勇気がいった本を買った。『お尻でエッチしたいの♥——実践から学ぶアナルセックス入門』(りえ坊、三和出版)という本だ。
 まあタイトルもすごいけど表紙はピチピチブルマに体操着の少女だからね、街の書店ではとても買えない。だけど、ちょうどアナルセックスについて調べていたので、思い切って注文したのだ。ネットで本を買える時代になってホントによかった。(笑)
 この本の「りえ坊」という著者(女性である)は知らない人だし、出版社ともつながりはない。特に宣伝するつもりはないのだが、一読して感心したので、ちょっと内容を紹介したくなった。
 買う気になったそもそもの動機は「実践から学ぶ」という部分にあった。アナルセックスの本はいろいろ読んだけれど、学術的過ぎたり文学的過ぎたりで、どうもピンとくるものがなかった。そしてずっと考え続けてきた疑問、「どうして女性がアナルセックスで快感を覚えるのか」という部分に答えてくれるものがなかった。
 男性の場合、直腸の奥は前立腺と接している。前立腺は射精を司る器官だから、直腸ごしに刺激されると快感を覚えて射精に至る。だから男性がアナルセックスで感じるのは当たり前だ。しかし女性には前立腺のような器官は無い。それなのにどうして「腟でするのと同じぐらい」気持ちよくなってオルガスムスを覚えるのだろうか。それが分らなかったのだが、著者は女性でアナルセックスを実践しているのだから、きっと分かりやすく答を教えてくれるのではないか——と期待したわけだ。期待どおり答はちゃんと書かれていた。その答とは——来週に書こう。
 

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2013年4月 5日 (金)

コスプレ・セックスのすすめ

Irasuto_
(イラストレーション by 中村成二)
「なんで今ごろ」と驚かれるかもしれないけれど、コスプレに目が向いている。
 そもそもコスプレとは、アニメやゲームのキャラクターの衣装を身に着けて、キャラクターになりすまして楽しむ遊びだ。当然、アニメやゲームに熱中するファンのもの。そういうものと縁遠いオヤジにはチンプンカンプンだった。セーラームーンぐらいしか知らない。
 ときどき秋葉原に行くと、メイドの格好をした少女がコスプレ喫茶のチラシを配っているのを見るけれど、私のようなオヤジが行っても何を話題にしたものか分からない。だからコスプレの世界は、私にとって何のつながりもない世界だった。
 ところが最近、やけにセクシーなコスプレイヤーが目につくようになったのだね。たとえば「うしじまいい肉」という、セクシーコスプレの世界では一番の人気を誇るレイヤー(コスプレイヤーの略)さんの画像をネットのあちこちで目にすると「うわ、すごくエロ!」と驚いてしまう。
 本来のコスプレ愛好家からは目の敵にされてもいるようだけど、セクシーコスプレの分野は、非常にフェティッシュな衣装に凝るレイヤーさんや、SMチックな世界を表現するレイヤーさんもいて、まさに百花繚乱、エロ大好きオヤジをクラクラさせてくれているのだ。
 しかし考えてみると、コスプレというのは私のようなSM大好き人間にとっては、さほど無縁なジャンルではないのだ。というか、非常に近い(と言ったらコスプレ側から叱られるかもしれないが)。
 SMの「女王さま」はボンデージファッションと決まっている。黒いレザーやPVCのランジェリー、ボディスーツ、網タイツにブーツというアレは、完全にコスプレ。ふつうの女性でも身に着けてお出ましになると、Mの男は「ははーッ」とひれ伏すように条件反射づけられている。
 サドの男なら、パートナーに着せたがるのはセーラー服かナースの制服と決まっている。
(これにメイド服を加えたのがセクシーコスプレのベスト3というのも、コスプレとSMが似たようなものだという証拠だ)。
 えーと何が言いたいかというと、セックスは日常から離れれば離れるほど楽しめるものなのだ。コスプレは別世界の別人格になれる方法。たまにはコスプレで非日常の世界に遊びながらセックスしてみてはどうだろう。
(↓ セクシーレイヤー人気No.1、うしじまいい肉さんのコスプレ)
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