« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月24日 (金)

ノーパン睡眠のすすめ

_
(イラストレーション by 中村成二)

 生来、怠け者であるぼくは、三度の食事よりもぐうぐう寝てるのが好きだ。特にこんな寒い季節は、できるだけ長くフトンにもぐり込んでぬくぬくと寝ていたい。
 そういう寝床好きのぼくだが、ひとつだけ妙なクセがある。眠っている間、パジャマのズボンと一緒にパンツを脱いでしまい、下半身スッポンポンになってしまうのだ。別にオナニーするためとかそういうことではなく、寝ているうちに下半身を開放したくなるらしい。
 もともと、体を締めつける衣服や密着する装身具は苦手で、必要がない時は外出時でも腕時計を外してしまう。パンツはゴムがあって腰のところを締めつける。その感覚がイヤなんだろうと思う。寝てる時は何も着ていたくない、全裸で寝たいというのが本当の気持かもしれない。ただ、寝汗をかく体質なので、全裸で寝てはシーツなど寝具が汚れる。洗う人に迷惑をかけてしまうから、下半身スッポンポンぐらいがちょうどいいのかもしれない。
 まあ自分の寝床ならどんな姿でもいいのだろうが、入院などしたら、看護師さんにそういう格好を見られたら変態と思われるんじゃないか、露出狂だと思われないかと、そこが心配だった。つまり、そういうクセは自分ぐらいだと思っていた。
 しかしある時、ネットで人妻さんが「夫は寝ている間にパンツを脱いでしまいます。ちょっとおかしいんじゃないでしょうか」と相談していたのを読んで「ああ、そういう男は他にもいるんだ」と分かった。
 そうやって調べてみると、寝ている間にパンツを脱いじやう男性は珍しくなく、驚いたことに「パンツを脱いで寝たほうが健康によい」という医者もいて、これまで何冊も「ノーパン睡眠健康法」のような本が出ている。 最近出た一冊は「ノーパンで眠れば、肩こり、足のシビレ。糖尿病、アレルギー性鼻炎、腰痛、頭痛、胃炎、高血圧、低血圧、むくみ、神経痛、便秘、歯ぎしり、痔、水虫まで良くなる」と書かれている。すごいね、一番安上がりな健康法だ。もちろん睾丸を適度に冷やすから男性の生殖機能にも良いだろう。なんだ、心配することはないのだ。入院して下半身スッポンポンを見られても看護師さんは理解してくれそうだ。
 ところで不思議なのは、肌を締めつける悩みは同じなのに、女性が下半身スッポンポンになるクセというのは報告されてない。どうなんだろうか。

| | コメント (0)

2014年1月18日 (土)

冬の愛はカレーを食べて

_
(イラストレーション by 中村成二)
 いよいよ厳寒の季節だ。雪も降れば氷も張る。寒くなると当然、人間の活動は鈍くなり、男女の交際にもブレーキがかかる。ついデートの間隔が開いてしまうようなカップルにぜひ教えたいのが、カレー・デートだ。
 もともと日本人はやたらにカレーが好きだ。カレー専門店はもとより、たいていの食堂や洋食店はカレーを出す。とんかつ屋にはカツカレーという最強メニューがある。もちろん学校給食で一番の人気はカレーだ。
 日本人がこれほどカレーが好きなのは、何か理由があると思っていたが、最近、カレーに含まれているスパイスが腸のなかでセロトニンというホルモンを大量に作り出すことが分かってきた。
 セロトニンというのは「幸せホルモン」と呼ばれているが、脳のなかで作用して人間に活気をもたらす。いわば元気の基みたいなものだ(この反対がメラトニンで、活動を抑制し眠りに誘う)。カレーを食べると元気が出るから、日本人はこんなに好きなんだねえ。
 ところで、人間の脳のなかで食欲中枢と性欲中枢は、非常に近いところにある。つまり食欲が刺激され満腹感を味わうと、性欲も刺激されて、セックスしたくなるという関係なのだ。特に女性の脳のほうが二つの中枢が近いので、食欲と性欲はより密接につながっている。つまり女性は空腹ではセックスしたくないってこと。だとしたらデートの時、お茶だけより食事したほうが、そのあとの展開はスムーズにゆくという理屈だ。満腹することによって性欲が高まるわけだからね。
 問題は、その時に何を食べるかということだが、当然、ヤル気ホルモンのセロトニンをいっぱい作りだすカレーが一番いい。
 カレーは言うまでもなくいろんなスパイスが入っている。なかでもレッドペッパー(コショウ)の発汗作用は抜群で、どんな寒い時でもカレーを食べればホカホカする。しかもターメリック、コリアンダー、クミン、丁子(ちょうじ)などのスパイスは、生薬としても使われている食材。それらが全体として体を活性化させてくれる。そしてセレトニンでやる気まんまんにしてくれるのだから、カップルがデートする時に、こんなにも適した料理はない。値段だってそんなに高くないしね。
 もっとも家庭で食べる小麦粉主体のルーを用いたものではなく、大人向きのスパイスの効いたもののほうが効果はある。なんだかカレー屋さんの宣伝みたいになったけど、信じて食べれば愛はホカホカ。カレーで寒い冬をのりきろう。

| | コメント (1)

2014年1月13日 (月)

パンストが消えて……

_
(イラストレーション by 中村成二)
 厳寒の季節を迎え、女性たちの下半身がまた黒くなった。タイツを着用するようになったからだ。
 去年も書いたけれど、タイツとパンティストッキング(パンスト)はどこがどう違うかという問題があった。ぼくなりの定義では、履いてもショーツ(パンティ)のかたちが透けて見えるのがパンストで、見えにくいのがタイツである。つまりタイツのほうが生地が厚い。男性のタイツファンもいるが、肌が透けて見えるパンストのほうがエロティックであるから、まあ圧倒的にパンストファンのほうが多い(はずだ)。
 ところがなんと、業界ではもうパンティストッキングとかパンストという言葉を使わなくなっているのだね。去年の秋あたりから、シアータイツと言う製品名に入れ替わっている。シアーは「透きとおった」という意味だがら、要するに「透けるタイツ」ということだ。おそらく今年じゅうにはストッキング業界と女性ユーザーの間ではシアーストッキングが一般的になり、パンティストッキング、パンストという言葉は消えてゆくと思われる。使うのは男性の、それもオヤジ世代に絞られてゆくだろう。
 ではいったいなぜ、そんな言い換えが起きたのだろうか。ぼくなりの考えだが二つの理由がある。一つはパンストが売れなくなっため。一時は年間10億足も作られていたパンストは、今や1億足、往年の10分の1にまで落ちてしまった。そして二つ目は「パンティ」という語がついていること。ここで何度も書いてるが、今の女性はパンティという語感をものすごく嫌う。たとえパンストと言ってもそこには「パンティ」が隠れていて、それがパンスト嫌いの一因になってるような気がしないでもない。
 女性靴下業界はそこを気にして、同じものをシアータイツという名称にして、女性たちの目先を変えさせ、もっと買ってもらおうと考えているのではないだろうか。女性下着業界がパンティをショーツと言い換えたように。
 さて、この言い換え戦略が当たって、シアータイツは売れるだろうか。私はストッキングフェチだからナマ足よりナイロンで包まれた足のほうが好きだ。売れてほしいものだが、でも「パンスト破り」という遊びの名称はどうなるだろうか。「シアタイ破り」なんて言われるようになるんだろうか。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »