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2014年7月26日 (土)

一万二千人の女と寝たスター

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(イラストレーション by 中村成二)
 少し前にこの欄で「一万人の女と寝た人気作家」というのを書いた。フランスの作家、ジョルジュ・シムノンのことだ。
 しかし彼の場合、推定一万人のうち、八千人は娼婦だとされる。要するに、あり余る金に任せて女を買っただけのことで、本人の魅力によるものではない。まあ金持ちであるということも「魅力」のひとつだろうが、それだけじゃあね。
 では「金」以外で何が女性を惹きつけるだろうか。ぼくが考えるには二「有名人であること」だろうと思う。たとえば映画スターとか人気ミュージシャンがそうだ。中でもロックスターなんか、黙っていても女たちが群がってきて、よりどりみどり状態じゃないかと思う。
 そんな時、アメリカ在住の音楽評論家、町山智浩氏の書いた『知ってても偉くないUSA語録』(文藝春秋刊)のなかに、おおいに参考になる記述があったので、紹介したくなった。
『4000人の女』というタイトルの記事なのだけれど、それはローリングストーンズのミック・ジャガーが69歳になるまで寝た女の数だそうだ。意外に少ないが、相手の女性も一流スターなどセレブが多く、質という点ではず抜けている。
 そのミックを抜いて「4987人」と豪語しているのが、ロックグループKISSのジーン・シモンズ。自伝のなかでひと桁台まで細かい数を出しているのだから、日記にでも記録していたのだろうか。
 さすがロックスターはモテると感心するが、その上をゆくのがハリウッド・スターのウォーレン・ベイティだという。彼の伝記のなかでは1万2775人とされている。
 その相手はジェーン・フォンダ、ブリジッド・バルドー、エリザベス・テイラーなど、一流スターがずらりと並ぶ。ブラジルからハリウッドに招かれた女優は「ベイティと寝ましたか」と訊かれて「当たり前でしょ。ニューヨークに行ったら自由の女神を見るようなものだわ」と答えたらしい。もう記念スタンプみたいなもんだ、と町田氏は笑う。
 ベイティの場合、童貞を失った日から計算すると一日に一人違う女を抱いていた計算になるそうだ。しかし町山氏によれば、上には上がいるそうで、キューバの独裁者カストロ首相は、推定3万人の女性と寝ていて、それはつまり朝昼晩、毎日3人の女と寝ている勘定になるそうだ。うーん信じられん!

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台風に萌える

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(イラストレーション by 中村成二)


 この原稿は台風8号が東京を通過したあとに書いている。東京はほとんど何事もなく、知らないうちに通り過ぎていった。台風一過の強烈な陽射しを見て思ったのは、「ああ、ガッカリした人がいるだろうな」ということ。

  いや、学校や会社が休みにならなかったとか、そういうことではなくて、台風によってもたらされる「ある種の愉しみ」が奪われた人たちのことである。

  ずっと前にも書いたけれど、フェチのなかに「WAM」というのがある。ウエット&メッシー、体を水で濡らしたりドロドロのもので汚したりすることで興奮するフェチのことだ。なかでも水で濡れるのを好むのを「濡れフェチ」という。英語なら「ウエットルック」。

 こういうフェチは特別な人だけのものかというと、案外そうでもない。台風やゲリラ豪雨の時、ずぶ濡れになった女性を見て「気の毒だなあ」と思う一方で「うわ、ドキッとする」と感じることがないだろうか。

 特にブラウスやスカートが濡れて肌にまとわりつき、下着が透けて見える時など、強烈なエロチシズムを感じる人は多いだろう。そそういう場合の感受性が強い人が「濡れフェチ」なわけで、ぼくもまあ、この傾向が強い。

 一般にWAMは実践する側がメインで、濡れフェチはそれを眺める側に多い、ような気がする。濡れフェチ人間は、だから台風シーズンになるとテレビのニュース画面に釘づけになる。どれだけ激しい雨が降ったかを表現するには、すぶ濡れの人間――特に女性を写すのが一番効果的だろう。カメラマンもここぞとばかり女子高生やOLたちが全身、びしょびしょに濡れてしまった姿を狙う。

 まあ私もそんなにヒマではないから、ネットでそういう画像を集めたサイトを観て愉しむわけだが、国内でも海外でも、そういうサイトはいっぱいある。ホントに男ってやつは変態でしようがないねえ。

 ちなみに台風が来ない時、濡れフェチを愉しみたいなら、『台風クラブ』という映画がおすすめだ。1985年、相米慎二が監督した、地方の中学生の物語。当時十四歳の工藤夕貴が台風のなか、制服のブラウスをぐしょ塗れにして歩くシーンや、十七歳の大西結花

ら少女たちが豪雨のなか、踊り狂うシーン(最後は全裸になる)など、濡れフェチ男を痺れさせるシーンがある。興味があったら DVDやYouTubeなどで観られるよ!

(映画『台風クラブ』より、ずぶぬれの工藤夕貴)

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2014年7月16日 (水)

車とセックスする女

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(イラストレーション by 中村成二)

 すでに去年公開された作品で、ぼくは最近になってDVDで観たのだけれど、『悪の法則』という洋画のなかに、トンデモないセックス・シーンがあったので驚いた。まだ観ていない人にぜひ教えたい。
 女優は妖艶キャメロン・ディアスである。淫婦を演じている。相手の男優は『ノーカントリー』でおかっぱ頭の殺し屋で震えあがらせてくれたハビエル・バルデム、。キャメロン・ディアスは彼の愛人だ。
 ある夜、二人は野原でカーセックスしようとする。するとキャメロン・ディアスがパンティを脱いで、ポルシェのボンネットに上がって「このクルマとファックするから見てて」と言うんだね。
 このポルシェはルーフに開き窓があるからキャメロン・ディアスは上からハビエル・バルデムを見下ろし、その下半身はフロントガラスに押しつけられて、その丸出しのお尻を真上のカメラが撮影している。たぶん代役だろうと思うけれど、ノーパンのキャメロン・ディアスはバレリーナのように体が柔らかく、ほとんど股が百八十度ぐらいに開く。その姿勢でフロントガラスに下腹部を、つまりあアソコをぴったり押しつけるんだよ。
 運転席にいるバルデムは、当然、ガラスごしにディアスのその部分がまる見えなわけで、目をまん丸にして見つめている。その驚きの表情を楽しむように、ディアスは腰をうねうねと淫らにくねらせるわけ。
 バルデムはその時の様子を、商売仲間である男(マイケル・ファスペンダー)にあとで説明するんだけれど、こんな具合。
「彼女はアソコを剃っているので、ガラスにぴったりくっついた部分がよく見えるんだ。まるでナマズみたいにヌラヌラ光ってた」
「それで、彼女はイッたのか?」とファスペンダーが聞くと、バルデムは「ああ、イッたとも」と答える。
 つまりはポルシェのフロントガラスで摩擦して見せるオナニーショーなんだけれど、こういうのはぼくも初めて知った。内側から見てみたいものだ。肝心の部分は見えなかったけれど興奮したよ。
 興味がある人はまず映画を見て、それから彼女にアソコの毛を剃らせ、屋根に窓のついたポルシェを借りて、カーセックスできる場所へ行って試してみるといいよ。——って、そうとう面倒くさい遊びだけど、工夫しだいではもっと簡単に楽しめる、前戯としてのオナニープレイになりそうだ。ツボは毛を剃るということだね。トライ・イット!
 

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進化し続けるオナホ

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(イラストレーション by 中村成二)
 前回オナホ(オナニーホール)について書いた時は、USBオナホというのに驚いた時だ。オナホの内部センサーからの信号をUSB接続でパソコンに送り、再生している女性のセックス映像と同調させるIТオナホというやつ。オナホ業界の進化はたいしたものだ。
 最近、また教えられて驚いたのが「成長するオナホ」というやつ。特別な素材を使っているのだろう、最初に挿入する時は内側に硬さがあって、挿入がスムーズにゆかない。そう、セックス体験が少ない女性のアソコのような感じである。
 ところが、何回か使っているうちに、内部の部分が徐々に柔らかくなり、挿入しやすくなり、締めつけてくる感覚も違ってくる。そう「練れて」くるのだ。つまりアソコが成長しというか成熟して、ユーザーを喜ばせてくれる。「だんだん受けいれやすくなり、快感が増してくると、自分が教えて相手が応じてくれたようで、感激もひとしおです」なんて感想が。こうなると、捨てるに捨てられなくなるんじゃないか。
 そうなるとぼくもすぐ思い浮かべるのが、処女オナホだ。処女膜があって貫通するのに努力が必要だが、開通させるとだんだんよくなる。そういうのを作ったら売れるのじゃないかと思ったら、ちゃんともう作られているのだね。(笑)
 使い捨ての安価なものから、ホンモノそっくりの複雑な内部構造をしたものまで、種類は多く、オナホ業界はまさに百花繚乱だ。
 前にも書いたが、これらのアダルトグッズの最大の輸出先は中国だ。しかも中国の男性は女性を悦ばせるバイブレーターの類に興味はなく、自分が楽しむためのオナホを一番求めるのだそうだ。オナホ業界の前途はますます明るい。
 とはいえ、オナホの隆盛に眉をひそめる向きもないわけではない。「男がそんなにオナホに狂っては、ホンモノの女性に興味が失せるのではないか。少子化の原因はオナホではないのか」という意見もある。さあ、どうだろうか。男はオナニーせずにはいられない生き物だが、指でばかりしていると、実際に女性の膣に挿入した時、射精できなくなる現象が起きる。膣内射精不能症といい、こっちのほうが少子化に影響する。オナホを用いるとその症状の治療に役立つという意見もある。しかしコンニャクからUSB接続まで、ホントに進化したものだ。  

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2014年7月 4日 (金)

スパンキングを誤解するな

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(イラストレーション by 中村成二)

 何週か前のこの欄で『求む出張ストリッパー』という題で。私のオフ会のことを書いた。
 ネット上で知り合ったぼくのファン読者を集めたパーティをやるので、余興として出張してくれるストリッパーさんを探しているという内容だった。
 結局、当日までに見つからなかったのだけれど、都内某所のフェティッシュバーには予想以上のファンや編集者が集ってくれて、それはそれは賑やかに開催された。
 余興は予定になかったけれど、そこは昔からの熱心なSMマニアの男女が大勢いるし、縄師さんもいるとあれば、ごく自然に何やらエロいパフォーマンスが自然にくり広げられて、あえて出張ストリッパーさんを呼ぶこともない、エッチな雰囲気が立ちこめたのである(あまり詳しくは書けないけど)。
 参加者のかたが一番楽しんでいたのは、スパンキング・プレイだった。何せぼくはスパンキングが大好きで、作品のなかでスパンキングプレイが出てこないということがない。読者も、影響されるというより、もともと好きな人が多いので、やはりあちこちでスパンキングの音が響きわたることになってしまうのである。
 こういう集りだと著書にサインを求めるファンというのがふつうだと思うけれど、ぼくのオフ会だと「著者に叩いて欲しい」という女性や女装子さんがいて、かなり忙しいことになるのである。
 こう書いていて、ちょっと誤解されてしまうかもしれないなと不安になったのは、スパンキングというのが「鞭を使って人体を叩く拷問プレイ」と思っている人が案外多いということだ。そういう人たちの脳裏には、会場のあちこちで鞭がビュンビュン唸って、女体が傷だらけになって呻き悶えている凄惨な光景が浮かんでいるのではないか。
 いやスパンキングとは、そういうSMプレイとは全然違うのだ。本来、むきだしにした尻を手で叩くことを言い、鞭などは使わない。家庭内のお仕置きとか「こらしめ」のために行なわれるものだ。まあ打たれる側がお尻を差し出すだけで実行可能なプレイで、紳士淑女の楽しむ優雅なプレイなのだ(どこが)。こういうパーティでは非常にやりやすい。
 ところが日本ではアダルトビデオなどでスパンキングと銘打ったものは、みな鞭を使って女体を叩き責める残酷なものである。「間違ってるよ」と何度も言うのだけれど、結局その誤解は解けないまま、現在、スパンキングを鞭打ちのことだと誤解してる人は多い。もし誤解してた人がこの記事を読んだら、すぐに訂正してくださいね!

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