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2016年10月19日 (水)

ポルノ作家と校閲ガールの戦い

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(イラストレーション by 中村成二)
 日本テレビ系で放送されているテレビドラマシリーズ『地味にスゴイ!〜校閲ガール』が面白い。
 宮木あや子さん(角川文庫)の原作をもとにしているが、校閲者という目立たない職業がこれでずいぶん世に知られることになるだろう。
 校閲とは、文章の誤字、脱字を訂正するばかりではなく「その表現は正しいか、適切か」という部分まで指摘する作業。出版の世界では著作や記事は必ず校閲者がチェックする。ぼくのこの文章も東スポ編集部内の校閲さんがチェックしてくれて印刷されている。
 もちろんぼくが書いているポルノ小説の原稿も、すべて校閲者がチェックし、ゲラと呼ばれる試し刷りに赤いペンで訂正や問題点の指摘が書き加えられ、その紙の束がドサッと送られてくる。それを検討して直す部分は直し、原文のとおりにしたければ「ママ」と記して送り返す。実際にどんなものかは『校閲ガール』を見れば分かる。
 長編だとその作業に何時間もかかりヘトヘトになる。どうしてそんなに疲れるのかというと、校閲さんの指摘にいちいち判断を迫られることもあるが、自分の間抜けさや無知をガツンと思い知らされることが多いからだ。そのまま文章にしたらとんでもない恥をかくところを校閲さんに助けられたことは何度もある。作家にとっては恩人なのだ。
 とは言うものの、校閲さんの指摘にムッとなることは多々ある。ポルノの場合、女性の校閲さんの場合「それは無茶な」という指摘をたびたび経験する。私のようにSМがメインテーマだと、女性を痛めつけたり辱めるシーンが必ず出てくるけれど、女性の校閲さんに違和感や反感を抱かれると、困ったことになる。
 たとえば官能小説だと性交シーンに避妊とか生理とか、そういう描写はしないのが「お約束」なのだが「避妊しないのはいかがなものか」などと突っ込まれると弱ってしまうのだ。一度などは、SМ小説ではありきたりの拉致、監禁、凌辱のプロセスについて「こんなことをしたら犯罪です!」と指摘されてしまった。それじゃあSМ小説は書けないよ(泣)。
 まあそれは極端だけれども、今日も今日とて「今の女性はパンティなんて言いません!」という校閲ガールの(正しい)指摘に頭を抱えるぼくなのだ。

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2016年10月 9日 (日)

小さく見せるブラが巨乳女性に人気

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(イラストレーション by 中村成二)
 女性について、男には分からないことがいろいろある。たとえばブラジャーだ。男には必要がないし、着けた経験もないから、まあ単にブルンブルンと揺れるのを押さえつけてる下着だろうとしか思わないけれど、いや、女性の身になってみると、これがなかなか面倒なものらしい。
 男は自分のはくパンツについて、さほど悩むことは無いだろう。しかし女性は、ことブラジャーに関してはしょっちゅう悩んで、いろいろな製品を試している。それはひとえに、胸に盛り上がっている二つの盛り上がりが、複雑で不安定な形状をしているからだ。その複雑な形をぴったりと包み、揺れを抑え、しかも男性から見られて魅力的な形に整えたい。ブラジャーはずいぶん難しい機能を要求される下着なんである。
 そのブラジャー界にちょっとした異変が起きた。ワコールが発表した「大きいおっぱいを小さく見せる」機能をもつ「スマートブラ」という製品が人気を集め、売れに売れているんだそうだ。
「えッ、おっぱいを大きく見せるブラが売れるなら分かるが、小さく見せるブラがどうして売れるんだ?」と男たちは驚くに違いない。
 乳房が小さいので悩む女性たちの為に、ブラジャー業界はこれまでいろんなアイデアを盛り込んだブラを作り続けてきた。それなのに、今度は、わざと小さく見せるブラを作って、それが売れるというのだから、確かに前代未聞のことだ。
 しかし女性に聞くと、貧乳に悩む女性と同じぐらい、巨乳に悩む女性がいるんだね。一番の理由は巨乳だと「太って見える」かららしいが、「おっぱいだけ注目される」という悩みもある。セクハラの対象にもされやすい。
 そういう巨乳女性の悩みに目をつけたというところが、ぼくはちょっと感心する。逆転の発想というか常識を覆すというか、誰もこれまで考えたことのないブラを考えたんんだから、ワコールさん、グッジョブとほめてあげたい。いや別に宣伝するつもりはないのだけれど、こういう発想はとても大事だよ。
 しかし分からないのは、小さいおっぱいを大きく見せるのは簡単だろうけど、大きいおっぱいを小さく見せる方法だ。いろいろネットで着用した女性の報告を調べてみたけれど、いまいちよく理解できない。こればっかりは男が試着してもダメだろう。誰か、この「魔法」をちゃんと教えてくれますか。

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2016年10月 3日 (月)

欧米の女はオールパイパン!

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(イラストレーション by 中村成二)
 インターネットが普及して、今や世界じゅうのどんなポルノ映像でも自由に観られる時代、ぼくは今日も飽きずに、女たちのエロなヌードを求めてパソコンにかじりついている。
 取材源(仕事の一部だ)としているのは、もっぱらタンブラー(Tumblr)というSNS。ここには世界中のエロ大好き人間があらゆる方面のエロ画像、動画などの情報をアップロードしてくれてる。アクセスするだけでドドドドッと女のハダカがぼくのパソコンに降り注いでくるのだ。
 まったくいい時代に生まれたもんだ——と思いながら見てるけれど、一つだけ不満がある。欧米の女性ヌード、今やヘアーがほとんどない。プロもアマチュアも、みんなあそこはツルンツルン、味気ないことおびただしい。ぼくは女性の陰毛や腋毛に刺激されるタイプなので、まったくのパイパン状態だと、どうも興奮しないのである。
 欧米でも昔のエロ画像を見ると、ちゃんとヘアーはモシャモシャと存在している。いつからパイパン状態になったかを調べてゆくと、どうも十年ぐらい前から恐ろしい勢いでツルンツルン化が広がったようだ。
 女たちも「あそこに毛があると、男にセックスしてもらえない」と思っている。自分の娘に陰毛が生えてくると、母親がまず剃るように教えるというぐらいだから、私のような陰毛腋毛大好き人間は、もう昔の雑誌やビデオを探すしか楽しみようがない。それだけは困ったことである。
 幸い、日本のエロ業界は、まだ欧米のような完全無毛状態ではないのだが、徐々に薄く狭くなってきている。この調子では近い将来、ヘアーヌードなんて死語になっちまいそうだ。実に悲しいことである。
 ——こんな欧米のハダカ事情がよく理解できるジョークがあったので、紹介しておこう。
《夫のジョージは女のアソコがツルツルなのが好きなので、妻のベティにいつも「剃ってくれ」と頼んでいた。ずっと抵抗していたベティだが、ある日街で「シークレットゾーン脱毛します」という看板を見て、そこでキレイに毛を剃ってもらった。いそいそと家に帰ると、ジョージはベッドのなかで眠っている。夫を驚かそうと全裸になったベティが隣に寝そべると、寝ぼけたジョージが手を伸ばして妻のあそこを触って、「なんだスーザン、まだいたのか。やばいぞ。そろそろカミサンが帰ってくる」》
 

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