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2017年3月27日 (月)

男がゲイに目覚める時

 ぼくはゲイではないが、友人知人にゲイの人は何人かいる。彼らとの話によれば、自分がゲイであることを自覚するようになったのは、だいたいが思春期のころ、つまり声変わりしたり、ヒゲや陰毛が生えるなど第二次性徴が確立するころだという。なかにはずっと遅く、高校を卒業して、ようやく気がついたという例もある。いずれにしろ、性欲がさかんになる二十代はじめには、たいたいが「おれはどこか違う」と思い、悩みながら徐々にゲイという人生を歩むようになるというのがふつうだと思っていた。
 ということは、二十代も半ばを過ぎたら、もう自分がゲイである可能性は無いということになる。とっくの昔にその時代を過ぎたぼくは、もう自分のセクシャリティ(自分の性欲のありかた)に悩むことはあり得ないはずだ。
 ところが先日、いつも電子版で購読しているまんが雑誌『本当にあった笑える話』の最近号を読んでいたら、菅島さとるというまんが家さんが、『ゲイの遅咲き狂い咲き』という自伝まんがを発表していて、それを読んでひどく驚かされた。
 菅島さとるさんは、どこからみてもふつうの三十代後半の男性。性については悩むことなく、少年時代、青年時代を過ごし、ふつうに恋愛し、結婚し、子供を作ろうと性生活もがんばったという。
 ところが、不運にも子供に恵まれず、それが原因で離婚にいたる。30代半ばで家庭を失ない、孤独を覚え悩んでいた時、ある夜、菅島さんは熊さんタイプの男性に抱かれる夢を見て、びっくりして飛び起きた。それまで一度としてそういう夢など見たことがなく、男性に対して性欲を覚えたこともなかったのだ。それ以来、菅島さんは自分のなかに「ゲイの自分」がいるのではと思い、否定したり肯定したり、悩みながら徐々にゲイ同士のつきあいを始めてゆく。最後は、やはり「ごくふつうのおじさん」と出会い、彼から求められてセックスを初体験する。めでたしめでたし(だよね)。
 それにしても30代半ばでもゲイに目覚めるのだ。これを読んでるあなたも、明日、目覚めちゃうかも知れないのだよ。うーむ、と自分のセクシャリティについて考えこんでしまったではないか。ひょっとして男は、みな自分のなかに「ゲイの自分」がいて、たまたま死ぬまで目覚めなかったやつが「ふつう」(ゲイの世界ではノンケ)の男なんじゃないかね。そんな気もするなあ。
(画像は菅島さとるさんの twitter より)
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