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2017年6月21日 (水)

女人禁制のゆくえ

 先頃話題になった、東京オリンピックのゴルフ会場の件。決定していた埼玉県の名門ゴルフクラブ『霞ヶ関カンツリー』が「正会員は男性だけ、女性は日曜にプレイ出来ないなど女性差別が著しい。他のゴルフ場にすべきだ」と批判された。
 東京オリンピックを統率する小池百合子都知事からも鋭く非難されて、同クラブは遂に女性会員の受け入れ、日曜もプレイ出来るようにすると約款を書き換えた。全面降伏である。同クラブは90年近い歴史を誇る名門ゴルフ場。「それぐらいならオリンピック会場断る」と開きなおるかと思ったが、やはり時代の流れには勝てなかったのだなあ。
 ゴルフをよくやる友人にシマジという男がいるが、彼によれば「ゴルフとはもともと家庭や女房から逃れるために男が作った避難所なんだ。だから女人禁制なのは当然のこと」なんだそうな。なるほど、日本で女人禁制というと信仰がからむけれど、発祥の地イギリスにはゴルフ場の神様なんていないものねえ。「女と離れていたい」という男の身勝手な願望が作り上げた「掟」なわけだ。
 だから英米のゴルフ場ではまだ女人禁制が厳格なところがあり、夫をクルマで送ってきた妻は、駐車場に足を下ろしてもいけない、というゴルフ場もあるそうだ。すごいね。
 その中でも女人禁制の伝統が長かったのがマスターズ・トーナメント開催コースと知られる、お馴染みのオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ。名門ちゅうの名門ゴルフクラブで300人の正会員は女性不可。ところが2012年、長年の有力スポンサーだったIBМのCEO(経営最高責任者)にバージニア・ロメッティという女性が就任した。過去、IBМのCEOは自動的に会員になる不文律だったから、女性ダメというルールと衝突してしまった。さぞかし悩んだろうが、オーガスタは女性を選んだ。IBМが怒って金を出さないと言い出したら大変だものね。(ちなみに、初の女性会員になったのはライス元国務長官と投資家のダーラム・ムーアの二人で、ロメッティは三人めの女性会員)
 最後まで抵抗していたイギリスの名門、ミュアフィールドも「女を認めなきゃ全英オープンのコースから外す」と言われて、先頃、273年守ったルールを捨て、ついに屈服した。スポーツの世界に女人禁制なんてもう時代遅れなのだ。
 と見回して日本で女人禁制というと何だろうと思ったら、大相撲の土俵があった。あそこには知事でさえ女性は上がれない。しかし小池知事がもし首相になったら、相撲協会はどうするだろうか。悩むだろうなあ。その日が待ち遠しいわ。(笑)

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