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2017年8月22日 (火)

セックスを楽しめない日本人

 なんとも恐ろしい図表がある。ネットで『世界各国の性的満足度と回数』というキーワードで検索すると誰でも見られる。
 イギリスのコンドームメーカー『デュレックス』社が全世界2万9千人の男性にアンケートをとった結果が、縦軸に性的満足度(自分の性生活はハッピーである、と答えた人の比率)を、横軸に年間のセックス回数をとってグラフにしてある。
 もし性生活が充実してセックスも頻繁に行なっている人が多い国は、図の右上にスポットされる。逆に性生活が不幸でセックス回数も少ない国は左下にスポットされる。
 調査した世界41カ国の平均値は、満足度が44パーセント、回数は年に103回だという。グラフだとそのあたりを中心にして各国が散らばっている。ちなみに回数で一番多いのはギリシアで年に138回、満足度が一番高いのはベルギーの57パーセントだ。
 で、わが日本はどこにある、と目をこらしてみると、なんとグラフの一番左下に、ポツンと離れて寂しそうにしている。回数は45回で満足度は24パーセント。なんと回数では最下位、満足度はビリから二番め(ビリは中国の22パーセント)。
 つまり日本人は「セックスの回数は極端に低く、性生活の満足度もめちゃ低い」国民なのだ。このグラフを見れば誰だって「これはひどい」と慨嘆し「少子化になるのも無理はないなあ」と納得するだろう。
 データが作成されたのは2005年とやや古いが、現在でも同じか、もっと低い数字だろう。この表を教えてくれたベテランの風俗嬢も「お客を見ていれば、納得できるわねえ。日本人はやっぱりこんなもんよ」と評する。
 しかし、どうしてこんなに日本人はセックスの面で、世界から孤立してしまったのだろうか。宗教的戒律もなく、性表現の規制も格段に緩く、セックス産業は隆盛を極め、男女が自由に利用できるラブホテルがどこにでもあるのに、日本人はセックスを他の国の人たちより楽しめていない。不思議ではないか。
 で、グラフをよく見ると、性的満足度が極端に低い国は中国、日本、香港だということが分かる。ぼくなりに出した結論は「日本や中国は、かつての儒教的倫理がまだ強く残っていて、セックスを自由に楽しむのは罪悪だという観念が広く刷り込まれているのではないか」ということだ。だとしたら、日本が少子化を脱するためには、まずセックスについての罪悪感、嫌悪感を無くすことから始めなくてはいけないぞ。

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