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2017年10月29日 (日)

男女の相性はDNAで分かる?

 ものすごい大恋愛の末に結婚したカップルが、一年もしないうちに離婚してしまった、という例は珍しくない。逆に「あの二人、あんなにケンカばかりしてるから、すぐに分かれるに違いない」と思ってると、これがいつまでもくっついて離れない、という例もある。
 結婚生活がうまくゆくか行かないかは結局、「相性」の良し悪しだろう。しかし、こいつばかりは、少し交際しただけでは分からない。といって、それを確認するには何年必要かということも分からない。なん十年と一緒だった夫婦が老齢になって離婚する例もあるからね。
 だから、これから結婚しようとする男女にとっては「私たちの相性はどれぐらい良いのか悪いのか」という見極めがすごく重要になってくる。結婚相談所もコンピューターを駆使して双方の性格を診断し相性の良し悪しを判断してくれるところが多い。しかしまあ、いくらコンピューターを使って計算しても、相性なんてものが数値的にハッキリ示されるとは思えない。占いと似たりよったりのものでしかない気がする。
 しかし、そこにいきなり「相性をDNAで調べます」という結婚相談所が現われた。DNAというのは、遺伝子の核となる部分。先祖から受け継いだ遺伝子情報が書き込まれている、いわばその人の設計図。それが人間の細胞ひとつひとつにしまいこまれている。DNAを調べるのは、口の内側を綿棒で拭い、それを研究所に送るだけでいい。
 今回「DNAで婚活を」と謳う結婚相談所は、ヒトの遺伝子のなかに含まれているLHA遺伝子を調べるのだという。LHA遺伝子については、以前にもこのコラムで「なぜ父親は娘に嫌われるか」というテーマで書いたことがある。白血球の型の違いを作るのがLHA遺伝子なのだが、うんと簡単に言うと「この型の違いが大きいほうが相性がいい」ということになる。家族は遺伝的に型が近い。体臭も同じようになる。そうすると家族同士は相手に性的魅力を感じなくなる。つまり近親相姦をしにくくする遺伝子と言えなくもない。
 分かりやすく「恋愛遺伝子」とも呼ばれるLHA遺伝子を調べることで「男女の相性がどの程度か判別できる」と、この結婚相談所は自信まんまんだ。統計をとると、確かに年をとっても仲がいい夫婦は型の違いが大きいんだそうだ。うーむ、科学の進歩はここまできたかと思うが、恋愛や結婚はハプニングの連続。ある程度、先のことが分かってしまっては、面白くないんじゃないかねえ。

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