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2018年4月 1日 (日)

月に21回の射精が……

 いま現在の青少年は、かつての時代に生まれた男たちよりいろんな面で恵まれているが、ぼくが思うに、最大の恩恵は「オナニーが悪いことではなくなった」ということだろう。
 昭和も戦後まもなくの頃までは「青少年のオナニーは有害で、こういう悪癖に溺れないように指導しなければならない」という思想が確固としてあった——というと、みんな驚くかもしれないが、確かにそうだったのだ。
 身体が虚弱になる、勉強ができなくなる、将来、性犯罪者になる……なんて説が蔓延して、大人は子供たちのオナニーを何とかやめさせようと、いろいろな脅かしをかけたものだ。学校の体育教師なんか「男の子にオナニーをさせないために、昼の間、スポーツで体をくたくたにさせることが必要だ」なんて言っていた。
「オナニーに耽ると吃りになる」なんて説まであって、吃音の気味があるぼくなんかえらい迷惑を蒙ったものだ(まあ、オナニーに耽ってはいたけれども)。
 やがて性に関するいろいろなタブーが打ち破られてゆくにつれ「オナニー有害説」も一掃され、今の若者たちはオナニーすることが「当たり前のこと」だと思っている。そこが羨ましいと思う。ぼくがオナニーを覚えた頃はまだ有害説の名残りがあって、するたびにいくばくかの罪悪感を覚えないわけにはゆかなかった。その頃はオナニーは「自涜」と書かれ、文字どおり「自分を汚す」行為だったんである。
 それが今や「オナニーは体に良い」という論が大声で言われている。最近も『オナニーを定期的に行なえば前立腺がんに罹る危険が薄れる』という論文が発表された。
 2016年に「ヨーロッパ泌尿器科ジャーナル」に掲載されたもので、セックス、オナニー、夢精にかかわらず、定期的な射精は前立腺癌にかかるリスクを減少させているというのである。しかも、月に21回以上射精している男性は、それ以下の男性よりも22パーセントも罹りにくいという。
 セックスで月に21回というのは、相手の都合もあるから難しいが、オナニーなら難しいことはない。
 そういえば近年、ぼくの周囲では前立腺がんに罹り、大変な思いをしている友人知人が多い。オナニーが予防になるというのなら、よし、これからおおいにやってやろうじゃないか——と思ったけれど、ぼくももうトシだからねえ、21回は難しいなあ。とほほ。

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