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2018年4月 1日 (日)

痴漢スイッチを入れるな!

「痴漢スイッチ」(または「痴漢トリガー」)という言葉を知ったのは『男が痴漢になる理由』(イーストプレス)という本で使われていたからだ。著者の斎藤章佳さんは精神保健福祉士で、東京の依存症治療クリニックで、これまで1000人以上の痴漢や性犯罪常習者の治療にあたってきた。
 この本で斎藤さんがまず挙げているのは「どんな男性でも痴漢になる」という事実。痴漢をする男性の平均年齢は31歳前後で、四大卒、結婚して子供もいるサラリーマンが多いのだという。役職にもついている頃だろう。捕まれば失なうものがあまりに多い男たちが満員電車のなかで毎日、女性の体に触っているのだ。
 それは性欲があり余っているからではないらしい。大半の痴漢は行為の最中、勃起さえしない。それなのに毎日、やらないと気がすまない。つまり、痴漢というのはアルコールやドラッグなどと同じ依存症という精神の病なんである。
 斎藤さんによれば、痴漢する理由はストレスだろうという。確かにその最中は、スリルを味わう。無抵抗の女性を支配しているという満足感を味わう。それがクセにならないわけがない。
 とはいうものの、満員電車に乗る男たちはみんなストレスを抱えている。どうして特定の男だけが痴漢になるのか。それは脳の中にある「痴漢スイッチ」がオンになってしまったからなのだ。このスイッチはすべての男に備わっているけれど、理性によってオフにされている。何かの拍子にオンになってしまった男だけが痴漢という依存症にかかってしまうのだね。
 では、何がきっかけでオンになるかというと、斎藤さんは「ビギナーズラックが一番多い」という。満員電車だからその気がなくても手が女性の体に触れることは避けられない。その時、相手がイヤがったりしないことがあると「触ってもいいんだ」と思ってしまう。それはたまたまのことなのだが、女性一般のこととして錯覚してしまうのだね。
 このあたり実は思い当たる部分がある。ぼくが東京の大学に受かり、満員電車で通学するようになってしばらくして、同じ体験をしたのだ。しかしクセになる前になんとか自制することができた。今思えば冷や汗が出てくる。一度、痴漢スイッチが入ったら、あとは捕まるまでやめられなくなるのだよ。ホントに危ないところだった。

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