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2018年6月22日 (金)

ぼくが「箱フェチ」になるまで

先週のこの欄で、自動車のマフラーで自慰していた男のことを書き、世には「メカノフィリア」という、機械に対して発情するトンデモな変態がいることを紹介した。
ことのついでに、サインペンで中イキして以来、円筒状のものを見るとアソコに入れたくなる女性とか、「牛乳瓶の口からイチモツを入れて中で勃起させ、瓶をぐるぐる振り回しながら射精するのがクセになり、瓶を見ると欲情する」といった男性とか、変わった変態思考の持ち主を紹介してみた。
 そうやって書いてるうちに「そういやオレだって、ヘンなもので発情するなあ」と思ったので、ちょうどいい機会(?)だから、それを書いておこう。
 実は、ぼくは箱とか箱状の狭い空間を見るとヘンな気持になるのだ。たとえばごく当たり前のロッカー。ビジネスホテルなんかにゆくとコートやスーツをしまう狭い押入れ。あと大きめのスーツケース。家電を梱包してきた大きくて頑丈なダンボール箱。そういうのと出くわすと「ひょっとしたら、この中に女が入ってるかも……」とか「この中に女を詰めたら……」とか、異常な妄想がムラムラと沸いてくるのである。
 きっかけはたぶん、性欲を覚えた頃に読んだ江戸川乱歩の少年探偵団モノの中に、小林少年やヒロインの少女が、誘拐されて箱の中に押し込まれてしまうお話があったせいじゃないかと思う。成人してある時、どっかのスタジオで催されたSМショーを見ていた時、主宰者がいきなりスタジオの壁に設けられていたロッカーの一つを開けて、中に縛られて押し込められていた裸女を引きずり出したので衝撃を受けた。まさかそんなところに女性を詰めこんでいるとは思わなかったからだ(ふつうのサイズのロッカーだと充分、小柄な女性は押し込める。試してみるといい)。
 その時に乱歩の小説の思い出と共に、急激な欲望が湧き起こって「ロッカーフィリア」になってしまったわけだけど、やがて魔術師が考えられない小さなスーツケースから折り畳んだ美女をとり出すというマジックを見て、今度は「スーツケースフィリア」になり……という具合に、「箱のような狭い空間に自由を奪った女性を押し込める」というシチュエーションがツボになってしまったんである。だから「荷物に見せかけたダンボールの中に女性を誘拐する」とか「自分から狭い箱の中に入ってオナニーに夢中になる女性」とか、荒唐無稽なお話をいろいろ書いてきた。ぼく以外にもこういう「箱フェチ」人間、いるだろうか。

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