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2018年7月16日 (月)

消えたネグリジェ

「昭和の消えたエロ」を語るシリーズ。この前はスリップについて書いたら、SNSの友人やら知り合いから、いろいろな反応を受けとった。「人生60年を過ぎて、ようやくスリップとシュミーズの違いが分かった」というおっさんがいたりして(笑)。
 その中に「そういえば、ネグリジェというのも最近、見かけないねえ」という声が。知らない人はいないと思うが、スケスケのナイロン製ヒラヒラつき洋風長寝巻といえばよいか。昭和の中ごろは、新婚妻の必需品だったのではないか。セクシーなグラビアにも、ネグリジェをまとった妖艶な美女がよく登場したものだけれど、確かに今はまったく見ない。試しに周囲の女性に質問してみたら、持っているものは一人としていなかった。
 それ以前はパジャマか浴衣(ゆかた)ぐらいだったのに、どういうわけか突然にネグリジェが流行し、日本じゅうの女性が着るようになった。ぼくの場合、一番上の兄貴が結婚して夫婦で実家に帰ってきた時、その新妻さんが薄いピンクのネグリジェ姿で茶の間にやってきて、家族一同、気絶するぐらいびっくりしたのが最初の出会いかなあ。確か、昭和の30年代半ばの頃だった。
 そのあと社会人になって、キャバレーとかサロンとか出入りするようになると、ネグリジェ歌手というのがいた記憶にある。何てことはない、ただスケスケのネグリジェを着て歌うだけなんだけど、それで少しかギャラが高かったのかしら。歌が下手でも、まあ注目される度合いは高かったからね。
 今どきの女性たちは「ベッドの中であんなゾロゾロしたものを着てられないわ」と言うけれど、外国映画を見てると、淑女はやっぱりセクシーなネグリジェを着て寝ている。日本ではどうしてあっさり消えてしまったのだろうか、謎だ。
 いや、ぼくも実はネグリジェにはあまり思い入れはないんだけど、ベビードールまで消えてしまったほうが寂しいね。袖なしのネグリジェをパンティが見えるぐらい短くしてフリフリのついたスケスケのやつね。これは『ベビードール』というタイトルの洋画がヒットしたせいで、やはり一時的に大流行した寝巻である。一時はピンサロのホステスさんの制服のようなものだったけれど、ストリップ劇場のベットショー(劇場用語で、ベッドショーとは言わない)では踊り子さんが必ずこれを着て登場しエロな姿態を見せてくれた。その時のドキドキ感が忘れられない。ベビードールは復活して欲しいなあ。
(参考写真は、ココログブログ『昭和スポット巡り』から引用。昭和時代、北池袋のキャバレーで踊るネグリジェホステスさん)
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プールとおしっこの大問題

 つか絵夢子さんは、ぼくの官能小説を何作もマンガにしてくれてきた女流漫画家だ。
 ある時、彼女が泳げないと知って、ぼくは不思議に思い「学校ではプール授業があったでしょう。どうして泳げないの?」と尋ねてみた。すると驚いたことに、彼女は一度としてプールに入ったことが無いというではないか。潔癖症だった彼女は、「あんな不潔な水に顔をつけるなんて出来ません」と頑強に拒み続け、小中高とプール授業を受けないまま卒業したのだという。
 ところが先日、NHK総合テレビ『チコちゃんに叱られる』を見てていて、かなり驚かされた。これは身近にある疑問に答えてくれる番組なのだが、この日の第一問は「プールに入ったあと目が赤くなるのはなぜか」というもの。たいていの人は「水の消毒に用いられる塩素のせいだろう」と答えるだろうが、それだとチコちゃん「ボーッと生きてるんじゃねーよ!」と叱られまくるのである。
 では何が原因かというと、それは「おしっこ」なんだね。人間は冷たい水に入ると毛細血管が狭まる結果、おしっこがしたくなるんだそうだ。そうすると大半の人は、気づかれないのをいいことに、プールのなかでおしっこをしてしまう。ふむ、これ読んでる人の大半が思いあたるでしょ。
 実際、番組のなかで質問されたオリンピックの金メダリストたちは、ほとんどが「プールの中ではいつもおしっこをしている」と答えていたよ。アンケート調査でも、プールに入る人の半分ぐらいは、水中でおしっこをしたと告白している。つまりプールの水の中には想像以上のおしっこ=尿が含まれているということになる。
 その尿が塩素と結合すると、クロラミンという毒性物質が生成される。それが目の粘膜や角膜を傷つけるから、プールに入ったあとは目が赤くなるんだそうだ。ちなみに塩素だけでは、そういう現象は起きない。
 いやあ、この衝撃の事実を教えられて「つか絵夢子さんは正しかった!」と思ったね。「しかしこんな番組で真相を明らかにされては、プール業者も大変だろうなあ」と友人たちと話していたら、ある男がニヤニヤ笑いながら言った。「時間制にして、最初は若い女性や少女たちだけを入れるんだ。彼女たちが出たあとは男性専用にする。男たちがワンサカやってくると思うよ」。それこそチコちゃんに叱られるぞ!

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2018年7月 1日 (日)

昭和のエロはスリップだ!

「昭和は遠くなりにけり」と、団塊の世代あたりを中心に、昭和という時代のモノやコトを懐かしむ人々がネット上でいろいろな思いを吐露している。ぼくもつい懐旧の念にかられて、この欄で「自分の昭和エロは女子高生のガーターだ!」と告白してしまった。ううむ恥ずかしい。
 恥ずかしいが本当のことだから、恥ずかしついでにもう一つ、極私的な「昭和エロ」を告白してしまおう。それは女性が身に着ける下着、スリップだ。
 前回のガーターでさえ「そんなものがあるの知らなかった」という声が聞こえてきたぐらいだから、スリップも「そんなの知らない」という男女が大多数に違いない。「知ってる知ってる」というのはおじさん世代以降じゃないかな。ぼくの書く官能小説では、以前は、女性はたいていスリップを着せられ脱がされ、いろんなことをされるのが常だったが、ある時期を境に女性編集者からも「あのー、スリップってどんなものですか?」と質問されて、足元が揺らぐ思いをした。
 そこで知らない人のために説明しておくと、今の女の子が着ている、肩ひもで吊るすキャミソールをもっと長く、腿から膝ぐらいまでの丈にしたもの、と言えば分かるだろうか。今のキャミソールは夏など一番上に着て平気であるが、スリップはあくまで下着であるから、ふつうは見せない。キャミソール同様、胸のところや裾にレースやフリルが付いて、材質は薄いナイロン。ブラやパンティが透けて見えそうで見えないところが、非常に男の妄想を刺激するエロな下着であった。
「それはシュミーズではないのか」と、私より上の世代のおっさんは言うかもしれないが、基本、シュミーズはスリップ以前、戦前に着られた緩い下着で、素材は木綿。スリップとは似て非なる下着である。
 スリップが戦後、シュミーズを駆逐したのは、やはり肌触りのよさとセクシーさからだろうね。進駐軍の横流し物資としてナイロンストッキングと並んでスリップは闇市で売買されて、たちまち日本女性の心をつかんだ。
 ぼくがスリップを着た女性に萌えるようになったのは、『肉体の門』などの映画で娼婦たちがスリップ一枚で動き回る姿を見たからだろうと思う。セーラー服の女子高生のひだスカートが風でめくれたりすると、その下の白いスリップのレースの裾がチラッと見え、それだけで頭がクラクラしたものだ。ああ、あのスリップを女たちが着る時代はもう二度とないのか。カムバ〜ック・スリップ!と叫びたい。
(下は参考写真。今はアイドルのこういう姿は見られない)
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