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2018年9月 8日 (土)

下着屋ショーウィンドウの妄想

 仕事ひと筋に生きてきた男も、ある年齢にさしかかると「機会があれば、少し別のこともしてみたい」と思うようになる。ぼくなんか少し前まで「場末に小さなバーを開いて、バーテンダーをやってみたい」なんて思っていた。
 しかし、客商売というのはなかなか難しい。人付き合いの苦手なぼくには無理だろう。ということで最近は「資金があれば(もちろん無い)ランジェリーショップ、つまり女性の下着屋をやってみたいなあ」と思っている。
「ははあ、変態のお前のことだから試着室に盗撮カメラを設置して覗き見を楽しむ気だな」なんて言われそうだな。違うぞ、そんな当たり前の動機で下着屋をやろうというのではないのだ。同じ変態でも、もっと高級な理由があるのだ。
 目的はショーウィンドウである。下着屋にはショーウィンドウが欠かせない。カラフルでセクシーなデザインのランジェリーを、マネキン人形に着せて陳列しておく。ぼくがやる下着屋もその点は変わらない。
 しかし、このショーウィンドウに飾られたマネキン人形は、深夜になると入れ替えられる。ここがすごい(自分で自慢している)。 なんと生身のホンモノのピチピチの若い娘が、セクシーでエロで官能的で扇情的でスケスケで娼婦的なランジェリー姿でショーウィンドウの中でじっとして動かず、立ったり寝そべったりしているのだ! どーだ、すごいだろ。
 宣伝はいっさいしない。それを知ってる者はオーナーであるぼくと、生マネキンをやる女性(雇うか志願者を募るかして集める)だけ。つまりそれで店の宣伝をする気はないんである。
「なんでそんなことをするんだ?」と思うだろうが、そこがぼくの変態趣味が高級(?)なところなんだね。たいていの通行人は、ショーウィンドウの中に飾られているのは生命を持たない人形だという固定観念がある。だからチラと見て通り過ぎるだけ。だが、真夜中、人通りの少ない下着屋のショーウィンドウの中にいるのは、実際に生きて息をしている女性なんである。誰がそれに気がつくだろうか。それを実験してみたいのである。
「それのどこが面白いの?」と思うかもしれないけど、ぼくは前にも書いたように箱に詰められたりロッカーに押し込められた女性に萌える趣味がある。ショーウィンドウに閉じ込められたあられもない下着姿の女性を通りすがりの誰かに見せつける。こんな高級な趣味が他にあるだろうか。……まあ真夏の夜の夢ではあるがね。
Photo_2
(参考画像はブログ『絵入り随筆』から転載しました。https://blog.goo.ne.jp/yuuyuutakemura/e/4390a14c49d87f51bd55d1d7efac2b9c

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