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2019年9月23日 (月)

厳しい躾けが娘を淫乱にする!?

 SМ界ではよく知られた調教師のサロンに出入りした時期があった。お金が目当てではなく、純粋にSМが好きな男女が集まる場で、そこでずいぶんいろいろなマニアに出会った。なかでも印象に残ったのは俗に「真性マゾ」と呼ばれる若い女性たちだった。
 大勢のS男性によってたかって責められ辱められたがる彼女たちは、その場ではどんなことでも進んで受け入れる淫乱きわまりない好色女のように思えるが、プレイが終わって帰るときは、どこから見ても「良家の子女」(今はあまり使わないが)といった感じの、知的でしとやかなお嬢さんになっている。
 その落差が不思議で、そういう女性たちをいろいろ取材して分かってきたことがある。実際、彼女たちは親が中流以上で教育熱心でいい学校へいれたがり、家庭での躾けが厳しいという共通項があるのだ。ある娘さんは「少し夜遅くに帰ると母親の前で下着を脱がされ、アソコを点検されるんです。男と遊んできたのではないかと確かめるんですね」と言ったので驚いた。「私がSМプレイやってるなんて知ったら、殺されちゃうぐらいお仕置きされます」という子もいた。「あなたも殺されちゃうかも」と言われた時はさすがにビビったね。親はすごい権力者らしかったから信じてしまった。
 そういう、特にセックスについて躾けの厳しい親のもとで育った女性たちが、みんな淫乱マゾ女になるわけではないだろうけれど、その確率が高い、ということを、のちに『性依存症』という精神症状を知ってから理解できた。彼女たちは意識的にではないが「親の好むいい子にされた」自分を壊したいという衝動に駆られるようになる。つまり無意識のうちに、セックスから自分を遠ざけてきた親に対して復讐したくなる。だから隠れたところで思いきり淫乱になる、男たちのセックスの道具になる、そしてめちゃくちゃにされる、という行為を求めるようになるんである。
 すべての真性マゾ女性がそうだというわけではないが、多感な少女時代、無理やりセックスから遠ざけられる躾けをうけた女性ほど反動が大きく、淫乱になりやすい——という公式を、ぼくは信じるね。だから、娘を持つ親たちは、セックスを自然なものとして受け入れるような、おおらかな環境で育てたほうがいいと思うよ。いや、それだと、淫乱なマゾ女性を求めているぼくのようなS男は困るんだけれども(笑)。
(2019年8月23日付号——最終回)

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