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2019年9月23日 (月)

SМ初心者は縛りに注意!

 先日、突然に右手の指先がしびれてしまった。正座したあとに足がジンジンとしびれて動けなくなるような、あんな感覚を伴ったしびれだ。右手の指でモノをつまもうとするとうまく出来ない。ペンや鉛筆で字を書こうとするとミミズがのたくったような解読不明のものになる。
「まあ、何かの拍子だろう。そのうち治るだろう」と思っていたら、いつまでたっても治らない。だんだん心配になってきた。「ひょっとしたら脳梗塞?」なんて疑惑も脳裏を駆けめぐる。しかし、あちこち動かしてみると、しびれているのは指と掌の部分だけ。たとえば顔とか口なんかに異常はない。脳梗塞ならもっと広範囲にしびれがくるだろう。
「なんだろう、このしびれは?」と悩んだね。何せ右手だからペンで文字が書けないというのが困る。実はカードの支払いはサインでやっているのだ(暗証番号でもいいんだけど、それを忘れちゃったからね)。こんな状態では絶対に自分のサインだと認めてくれないだろう。各種の支払いができなくなる。
「仕方ない、医者に行くか」と思いながら、しびれる前のことを思い出してみた。その時は手すりに腕をのせるような姿勢で、ある光景をしばらく眺めていたんだね。手すりに手首の内側の少し肘よりの部分を押しつけるようにして、ちょっと体重がかかった感じで何分かその姿勢のままでいた。そして手すりを離れた時、ジンジンというしびれを感じたんである。
「そうか!」と、私はようやくピンときた。「これは橈骨(とうこつ)神経麻痺と同じ症状だな!」
 橈骨神経麻痺のことはずっと前にここで書いたことがある。上腕部の外側を走る神経だ。SМプレイの時にこの部分をヘタに強く縛ると神経が傷ついて、手首から先がしびれてダランと垂れてしまい、動かせなくなる。ぼくの知り合いの女性も慣れてないS男に腕を縛られて、一ヶ月ぐらい両手が使えなくなってしまった。腕から指へかけての神経は圧迫や締めつけに案外弱いのだ。
 ネットで調べてみると、ぼくの症状は手首のところを走る正中神経というところが圧迫されたのが原因だろうと分かった。放置しておいても治るという。そのとおり一週間ぐらいでしびれは消え、文字も書けるようになった。しかし驚いたねえ。ちょっとしたことで手先は麻痺してしまうのだ。SМが好きで縛ることが好きな男は、相手の神経を痛めないように、よくよく注意しないといけないよ。
(2019年8月9日付号)

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