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2019年9月23日 (月)

最高に興奮させられたマゾ女性

 今から十年ほども前になるだろうか。麻布にある、知る人ぞ知るSМプレイ専門のラブホテルで、ある女性を「取材」することがあった。当時は、フロントの近くにカウンターバーのような待合室があり、先に着いたぼくはそこでしばらく待つことになった。
 その時、待合室には何組かのカップルが居て、ぼくは彼らをチラチラと眺めながら「この二人はどういう関係かな。女性はSМクラブ勤めかな。男性はМかな」などと想像をたくましくしていた。まあ作品の材料にもなるから、これも取材の一種である。
 その時、男女のカップルが待合室に入ってきた。その女性のほうを見てぼくは呆然としてしまった。どう考えてもこんなSМプレイ専門、世間的に見れば「いかがわしさ100パーセント」という場所にいるはずがない雰囲気の美女だったからだ。
 年齢は三十代後半、スラリとして均斉のとれた肉体を品のよい黒いスーツで包んでいる。ぼくを驚かせたのは、知的な顔立ちと気品の溢れた雰囲気である。有名企業の幹部クラスのキャリアウーマンと言われても信じるだろう。「女王さま」と呼ばれるSの女性にそういうタイプは少なくないけれど、連れの男性との会話に耳をそば立てると、完全なマゾ女性で、どうもこういう場所に来るのは初めてのようだ。表情が緊張してこわばっている。連れの男はパートナーではなく、彼女を誰かに紹介するために来ているらしい。「心配することないですよ。○○さんは経験豊富で紳士です。安心して身を任せて大丈夫。ところで下着は命令どおりの黒いものですか」なんて言われ、その女性は真っ赤になって下を向きながら「はい」と頷き、もじもじしている。 話を聞いてるうちに、彼女は自分のマゾ気質に気付き、自から念願して経験者に調教されることになったらしい。
 ぼくはこの女性がこれから変態ホテルの一室で「経験豊富なSの紳士」にどのようなことをされるのか、想像しただけで激しく勃起したものだ。タイミング悪く、取材相手が来たので、彼女の肉体を好きなようにした(に違いない)紳士の姿を見られなかったが、今思い出しても「あんな気品のある女性が……」と興奮してしまう。職業柄、いろんなМ女性と会ったが、彼女のような雰囲気と気品を持つマゾ女性にはついぞお目にかかったことがない。あの彼女は何者だったのだろうか。今もSМホテルでプレイしているのだろうか。
(2019年7月19日付号)
 

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