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2010年3月

2010年3月22日 (月)

春の下着をどうぞ

たまに見に来てくださるかたのためにサービスです。(笑)
六本木ヒルズ・けやき坂にも春は来ました。
なんとなく早春のイメージ(と思うけど)のランジェリーが『ラ・ペルラ』のウインドウに。
珍しくお客がいて、なかなか美人の外国人女性でした。
こういう下着なら似合うでしょうね。

(2010年3月撮影)

Laperla10_03


2010年3月18日 (木)

完全に消された痕跡

2008年9月、世界中をリーマン・ショックが駆け抜けた。ほぼ全世界の金融機関がダメージを受け、多くの都市で多くの金融機関が消滅していった。
もちろん張本人のリーマン・ブラザーズは真っ先に破産消滅したわけだが、日本では六本木ヒルズ森タワーにあった東京支社も同時消滅することになった。
森タワーは我が家から歩いて5分のところなので、散歩の途中に観察してみると、タワー入口に、何トンもあろうかという黒いどっしりした御影石の社名碑(看板というのもヘンだ。碑というしかない)が置かれていた。

Photo

森タワー(通称ヒルズ)にはあのライブドアーを初め有名な企業が多くテナントとして入っているが、これほど堂々とした社名表示をしている企業はない。森ビルもリーマン・ブラザーズには一目置いていたわけだね。
破産からしばらくの間、この社名碑を前にして解雇されたらしい従業員たちが記念写真をとっていた。ほとんどがアメリカから来たトレーダーのようで、陽気に騒ぎながらデジカメで写しあっている。破産だ解雇だというしめやかさは全然感じられない。いかにもヤンキーだなあという雰囲気であった。

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(2008年10月15日撮影)

森ビルは当然ながら退去に伴い、この社名碑を撤去した。翌10月には早くも姿を消していた。イメージ的にもよくないからね。ライブドアになんとかファンド、社会的に騒がれた企業法人ばっかり入っていたと思われる。
私としてはいかにも墓標めいて荘厳な碑だったので、この下に「リーマン・ブラザーズ東京支社、2008年9月○○日逝去、ここに眠る」とか彫って墓碑にしておけばいいのに——と思っていたのだが。(笑)
敷かれた敷石の「目」に沿わず、斜めに置かれていたので、撤去したあとには三角形の痕跡が残った。
それがかつて日本を制覇していた国際金融機関リーマン・ブラザーズの、唯一、残された痕跡だった。狷介老人は人と歩いてここを通るたび「見よ、これを。何であるかというと……」と説明するのを常としていた。

Photo_2

確か2009年いっぱいは、その三角形は残っていたはず。
そして2010年3月、ふと立ちよってみたら、あの三角形の石はなかった。周囲の敷石と同じサイズのものによって敷き替えられていたのだ。

Photo_3

「何もそこまでしなくても……」
狷介老人は少し呆れた。私のようなよほどのもの好きでなければ、そこにある小さな三角形の意味など知るよしもない。この敷石を剥がして取り換えるだけでも相当の経費が発生したはずだ。
森ビルとしては、それでも気になったのだねえ。この三角形を見るたびに「うーむ」と唸って眉をひそめていた人物がいるのだ。社長か誰か分からないけれど。

かくて、森ビルにはリーマン・ブラザーズがあったという痕跡は存在しない。何かひどく残念が気がするので、ここに記録しておくことにする。

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