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2010年6月20日 (日)

ショッピングモールの純粋階段

私は小田急線をめったに使わない。先日、代々木上原に行った帰り(行きは地下鉄・千代田線を使った)に新宿駅西口に降りた。たぶん初めてだと思う、JR南口に至るショッピングモール「モザイク通り」を抜けようとしたら、まん中あたりで足が止まった。

「こ、こ、これは……ひょっとしたら……純粋階段?(0_0;)」

モールの片側に階段があり、四段ほど上がると数歩歩いて、今度は下り。降りたところは……上がったところと同一平面。
そういう「ただ上がって降りるだけの目的しかない階段」を、トマソン学では「純粋階段」という。赤瀬川原平氏が発見した「四谷の純粋階段」がつとに知られているが、この世の中、いたるところに純粋階段は存在している。
しかし、そんなものが、大勢の人間がゾロゾロ歩いている繁華街のショッピングモールのど真ん中にあるとは……。

見て分かるとおり、何の役にもたっていない。ショーウインドウのなかの品物を見るにしても、もとの平面であったほうが見やすいぐらいだ。
何かの役に立つとしたら……うーん……いくら考えても分からない。

調べてみると、トマソン研究者の間では、この純粋階段は早くに気付かれていたようだ。その数年前の写真を見ると、手すりの側面についていたガラスは透明であった。それが今は半透明。ちゃんと手入れ管理がなされているのである。

ひとつ考えらえるのは、この下になにか隠したい、排除できない突起があるのではないかということ。それを覆うためにやむなく階段を作った……とすれば、分からないでもないが、さあ、果たしてどうだろうか。


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