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2010年7月

2010年7月21日 (水)

反薄明光線

今年の夏は、異常に夕焼け、朝焼けが美しい日が続く。華麗というより恐ろしいまでに美しい。地獄の業火を遠くから見ればこんなふうかな、という感じの美しさ。
「去年の夏もこんなに美しかったっけ、一昨年は……」と思い出してみようとするが、もう思い出せない。
なんでも、「気温が高ければ高いほど朝焼け夕焼けは美しい」らしい。赤い光の減衰率がなんとやらかんとやらだそうで、分かる人は教えてください。
なるほど撮影日は都心の最高気温は36度を越えていた。この時刻でも35度前後はあったのではないか。猛暑の夏だからこその華麗な落日ショーなんである。

この画像は都心の我がマンション屋上から撮影したものだが、地上5階の高さでも周囲の高層ビルに阻まれて落日を観ることができない。
だから上空を走る二本の幅広の筋が不思議に思えるのだけれど、これは落日の正面に聳える二本の雲の峰が作る影である。
気象学上、雲の隙間から太陽光線が射すのを「薄明光線」と言う。旭日旗は薄明光線を図案化したわけだ。
その反対に、太陽を雲が遮って帯状、柱状の影を作るのを「反薄明光線」という。この画像の二本の筋は反薄明光線の見本というわけだ。

太陽がまだ上のほうにあって、薄明光線が地表に柱のようにふり注ぐと、それは「天使の梯子」と呼ばれる。聖書に由来している。……興味のあるかたは調べてみて。

ところで、美しい夕焼け、朝焼けに必要不可欠なものはなんだろうか。
雲である。
雲がなければ太陽光線の反射もなく、夕焼けは起きない……はずだ。本当にそうなのか、日本晴れの時の落日を観てみたいものだ。

(撮影画像は2010年7月20日午後7時、港区西麻布から西方をみて)

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